ケプラー440b

ケプラー440bは、地球から約851光年離れた、こと座の方向にあるK型主系列星ケプラー440を周回する太陽系外惑星です。NASAのケプラー宇宙望遠鏡によって2015年に発見され、トランジット法によってその存在が確認されました。発見当初の名称はKOI-4087.01でした。

特徴

ケプラー440bは、半径が地球の約1.86倍と、比較的サイズの小さい太陽系外惑星です。主星のケプラー440は、太陽の半分程度の質量と半径を持つK型主系列星で、ケプラー440bはそこから約0.24AU（天文単位）の距離を約101.1日かけて公転しています。

この軌道は、ケプラー440系のハビタブルゾーン（液体の水が存在しうる領域）に位置すると考えられています。惑星の質量はまだ正確には分かっていませんが、Habitable Exoplanets Catalogでは、地球の約3.1倍から41.2倍の範囲であると推定されています。

ハビタブルゾーンに位置するということは、ケプラー440bの表面に液体の水が存在する可能性があり、生命が存在しうる環境であるかもしれないことを示唆しています。ただし、惑星の組成や大気の有無、その他の環境条件によっては、必ずしも生命が存在できるとは限りません。今後の観測によって、ケプラー440bの詳しい情報が明らかになることが期待されています。

参考文献

• - The Extrasolar Planet Encyclopaedia: Planet Kepler-440 b

関連項目

• - 太陽系外惑星
• - ケプラー宇宙望遠鏡
• - 居住するのに適した太陽系外惑星の一覧
• - ケプラー438b: 同時に発表されたハビタブルゾーン内の地球型惑星
• - ケプラー442b: 同じく同時に発表されたハビタブルゾーン内の地球型惑星

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