ケヤパハ郡:ネブラスカ州の奥地にある郡
ケヤパハ郡は、
アメリカ合衆国ネブラスカ州に位置する郡です。
2000年の
国勢調査では、
人口は983人と少なく、
郡庁所在地はスプリングビューという小さな村です。郡の名前は、郡内を流れるケヤパハ川に由来しており、この川の名前はラコタ語で「亀の丘」を意味します。
地理
アメリカ合衆国国勢調査局によると、ケヤパハ郡の総
面積は約2,005
平方キロメートルで、そのほとんどが陸地です。郡内にはニオブララ国立景観河川の一部が流れており、自然豊かな景観が広がっています。ケヤパハ郡は
ネブラスカ州のアウトバック(内陸部)に位置しており、広大な草原や丘陵地帯が特徴です。
隣接する郡としては、北にサウスダコタ州のトリップ郡とグレゴリー郡、東にボイド郡、南東にホルト郡、南にロック郡、ブラウン郡、西にチェリー郡、北西にサウスダコタ州のトッド郡があります。
2000年の
国勢調査によると、ケヤパハ郡には983人の住民がおり、409世帯、292家族が暮らしていました。
人口密度は非常に低く、1
平方キロメートルあたりわずか0人です。人種構成は
白人が99.39%を占めており、その他は先住民や混血などです。ヒスパニックまたはラテン系の人々は3.87%です。
世帯構成としては、夫婦世帯が64.30%と最も多く、18歳未満の子どもがいる世帯は24.90%です。一人暮らしの世帯も26.20%存在し、特に65歳以上の高齢者の独居世帯が13.90%を占めています。
郡の住民の年齢構成は、18歳未満が23.80%、18歳から24歳が6.70%、25歳から44歳が23.40%、45歳から64歳が25.40%、65歳以上が20.70%となっています。平均年齢は42歳です。
経済状況は厳しく、世帯ごとの平均収入は24,911米ドル、家族ごとでは28,287米ドルです。一人当たりの収入は11,860米ドルと低く、総
人口の26.90%、家族の22.40%が
貧困線以下の生活を送っています。
政治
ケヤパハ郡は、
ネブラスカ州内で最も共和党の支持が強い地域として知られています。登録有権者の82.7%が共和党員であり、その数は707人に上ります。そのため、1916年の大統領選挙で民主党の
ウッドロウ・ウィルソン候補が勝利して以降、大統領選挙では一貫して共和党の候補が勝利しています。州知事選挙でも、1994年に民主党のベン・ネルソン候補が勝利して以来、共和党の候補が勝利を続けています。
村およびその他コミュニティ
ケヤパハ郡には、以下の村やコミュニティがあります。
バートン
ミルズ
* スプリングビュー(
郡庁所在地)
ケヤパハ郡は、豊かな自然と歴史を持つ地域ですが、
人口減少や高齢化、貧困といった課題も抱えています。しかし、住民たちは強いコミュニティ意識を持ち、この地で生活を続けています。