ケント・ベンソン

マイケル・ケント・ベンソン: 成功の軌跡

マイケル・ケント・ベンソン（1954年12月27日生まれ）は、アメリカの元プロバスケットボール選手であり、その身長208cm、体重106kgの体格からセンターとして活躍しました。彼はインディアナ州ニューキャッスル出身で、高校時代には州の最優秀選手にも選ばれるほどの talent を誇りました。

高校から大学、そしてプロの道へ

高校卒業後、ベンソンは名門インディアナ大学に進学します。大学ではスコット・メイやクイン・バックナーとともにプレーし、チームの主力として活躍しました。特に1975−76シーズンには、チームをシーズン全勝でNCAAトーナメント制覇に導き、その活躍が評価されトーナメントMVPにも選ばれました。大学時代には、平均15.3得点、9.0リバウンドという素晴らしい成績を記録し、オールアメリカ1stチームにも2度選出されるほどの実力を持っていました。

NBA入りとキャリアのスタート

1977年、NBAドラフトで全体1位指名を受け、ミルウォーキー・バックスに入団します。デビュー戦は1977年のロサンゼルス・レイカーズ戦で、強力なセンターであるカリーム・アブドゥル＝ジャバーとの激しい戦いが繰り広げられました。この試合でベンソンは、ジャバーに対してエルボーを入れた結果、脳震盪を起こすものの、わずか1試合の欠場で復帰。彼のタフさと競争心は、この出来事からも明らかでした。

デトロイト・ピストンズ時代

その後、1979−80シーズン中にデトロイト・ピストンズにトレードされ、ここで7シーズンを過ごしました。彼はプレーオフでの活躍や地域貢献活動が評価され、1981-82シーズンにはJ・ウォルター・ケネディ市民賞を受賞するなど、コート内外で目覚ましい成果を収めました。1986年には日本でのプレーを経て、ユタ・ジャズやクリーブランド・キャバリアーズにも在籍しました。

引退とその後の評価

最終的には1989年にイタリアのパラカネストロ・カントゥでのプレーを経て現役を引退。NBAでのキャリア成績は、680試合出場で通算6,168得点、3,881リバウンド（平均9.1得点、5.7リバウンド）というものです。引退後の1999年には、インディアナ州バスケットボール殿堂に入る栄誉を受けました。ベンソンのキャリア全体を通して、彼の名は今もなお多くのファンの心に刻まれています。

もう一度検索