ケヴィン・ジェームズ

ケヴィン・ジェームズ：コメディ界の重鎮からハリウッドスターへ

ケヴィン・ジェームズ（本名：ケヴィン・ジョージ・ニフィング）は、アメリカを代表するコメディ俳優、脚本家である。1965年4月26日生まれ。兄は俳優のゲイリー・ヴァレンタイン。保険会社員とカイロプラクティック関連の仕事に従事していた両親のもと、彼はニューヨークで育った。

地元の高校卒業後、ニューヨーク州立大学コートランド校に進学。その後、スタンダップコメディアンとしてのキャリアをスタートさせる。彼の才能は瞬く間に認められ、コナン・オブライエン、ジェイ・レノ、デイヴィッド・レターマンといった人気トークショーへの出演を果たす。ケーブルチャンネルのコメディ・セントラルの“スタンダップコメディアン100選”では89位にランクインするなど、着実にその名を広めていった。

転機となったのは、友人であるレイ・ロマーノ主演のシットコム『HEY!レイモンド』への出演である。この出演が、彼をスターダムへと導く人気テレビシリーズ『The King of Queens』への出演へと繋がった。

テレビでの活躍を経て、ケヴィンは映画界へと進出。『最後の恋のはじめ方』（ウィル・スミス、エヴァ・メンデス共演）のようなロマンティック・コメディから、『ピノッキオ』（ロベルト・ベニーニ監督作品、英語版吹き替え）といったアニメーション映画まで、幅広い作品に出演。近年は、アダム・サンドラーとの共演作も多い。2012年の主演映画『闘魂先生 Mr.ネバーギブアップ』では、総合格闘家・石井慧と共演を果たしている。

私生活では、2004年6月にフィリピン系アメリカ人女優のステフィアーナ・デ・ラ・クルスと結婚。3人の子供をもうけている。2011年の映画『Mr.ズーキーパーの婚活動物園』では、ステフィアーナと夫婦役（劇中では親友の婚約者役）で共演している。

ケヴィン・ジェームズのキャリアは、スタンダップコメディから始まり、テレビ、そして映画へと広がりを見せる。持ち前のユーモアと演技力で、数々の作品に彩りを添え、世界中の観客を魅了し続けている。彼の今後の活躍にも、期待が集まる。

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