HEY!レイモンド

『HEY!レイモンド』

『HEY!レイモンド』（原題：Everybody Loves Raymond）は、アメリカのテレビ局CBSで1996年から2005年まで放送された、人気シチュエーション・コメディです。エミー賞を多数受賞し、批評家からも高い評価を得ました。主人公のスポーツライター、レイモンド・バローネと、彼の家族や周囲の人々との日常をコミカルに描いています。

作品の特徴

このドラマは、主演のレイ・ロマーノと番組脚本家の実体験を基にしたエピソードが多く含まれています。ただし、登場人物の設定はロマーノ一家とは異なり、ドラマ独自のキャラクターが形成されています。

放送当時、この番組はシットコムとして最も批判も受けましたが、数多くの賞にノミネートされ、実際に受賞も果たしています。その人気は衰えず、現在でも多くの地域で再放送されています。

アメリカ国内では、CBS以外のケーブルチャンネルでも放送されており、2000年から2007年まではKing World Productionsが、2008年からはCBS Television Distributionが番組シンジケートを担当しています。日本では、LaLa TVで第4シーズンまで放送されました。

登場人物

バローネ家

レイモンド・バローネ（演：レイ・ロマーノ、日本語吹替：家中宏）：主人公。スポーツライターとして働く。
デブラ・バローネ（演：パトリシア・ヒートン、日本語吹替：杉本理加）：レイモンドの妻。
フランク・バローネ（演：ピーター・ボイル、日本語吹替：たてかべ和也）：レイモンドの父。レイモンドの家の向かいに住む。
マリー・バローネ（演：ドリス・ロバーツ、日本語吹替：堀絢子）：レイモンドの母。
ロバート・バローネ（演：ブラッド・ギャレット、日本語吹替：土師孝也）：レイモンドの兄。警察官で両親と同居。
アリー・バローネ（演：Madylin Sweeten、日本語吹替：谷井あすか）：レイモンドの娘。
マイケル・バローネ（演：Sullivan Sweeten）と ジェフリー・バローネ（演：Sawyer Sweeten）：レイモンドの息子たち（双子）。
エイミー・マクドゥガル・バローネ（演：鈴木真仁）：ロバートの妻。

その他

(サブタイトルは省略)

受賞歴

この番組は、数々の賞を受賞・ノミネートされており、その実績は以下の通りです。

アメリカン・フィルム・インスティチュート

2001年: AFI Actor of the Year - Series（レイ・ロマーノ、ノミネート）
2001年: AFI Actress of the Year - Series（ドリス・ロバーツ、ノミネート）
2001年: AFI Series of the Year - Comedy（ノミネート）

全米キャスティング協会

1997年: Best Casting - Comedy Series（第1話、ノミネート）

プライムタイム・エミー賞

ノミネート
1999年～2005年：主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、作品賞、監督賞、脚本賞など多数
受賞
2000年～2005年：主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、作品賞、音響賞、脚本賞など多数

ゴールデングローブ賞

1999年、2000年: 男優賞（ミュージカル・コメディ部門）（レイ・ロマーノ、ノミネート）

全米製作者組合賞

2002年、2003年: Best Producer of the Year - Episodic Comedy（ノミネート）

サテライト賞

2001年: 主演男優賞（ミュージカル・コメディシリーズ部門）（レイ・ロマーノ、ノミネート）
2001年: シリーズ賞 (ミュージカル・コメディ部門)（ノミネート）
2002年: 助演女優賞(ミュージカル・コメディシリーズ部門)（ドリス・ロバーツ、受賞）

全米映画俳優組合賞

ノミネート
1998年～2005年：アンサンブル賞、男優賞、女優賞など多数
受賞
2002年: アンサンブル賞（コメディシリーズ）

全米脚本家組合賞

2001年: Best Writing - Episodic Comedy（フィリップ・ローゼンタール、受賞）

まとめ

『HEY!レイモンド』は、家族の日常をユーモラスに描いた、アメリカを代表するシットコムです。その魅力は、共感を呼ぶストーリー展開と、個性豊かなキャラクターたちにあります。エミー賞を始めとする数々の受賞歴が、この作品の質の高さを証明しています。

外部リンク

Everybody Loves Raymond - IMDb（英語）
* TVグルーヴでの紹介ページ

もう一度検索