ケーエスエス

ケーエスエス株式会社：精密機械技術と顧客への細やかな配慮を両立する企業

ケーエスエス株式会社（KSS Co.,Ltd.）は、東京都大田区に本社を置く、精密機械メーカーです。特に、ミニチュアボールねじの製造において高い技術力を誇り、その精密性と品質の高さから、幅広い産業分野で高い評価を得ています。近年では、コア技術であるボールねじを応用したアクチュエータなどの複合商品の開発にも力を入れており、更なる事業拡大を目指しています。

社名の由来：技術と顧客への想いを込めたKSS

KSSという社名は、それぞれの頭文字から成り立っています。「K」は、製造部門における高い技術力とノウハウ（Know-how）、「S」は、製品の卓越した品質（Super quality）と安全な動作（Safety motion）を象徴しています。もう一つの「S」は、営業部門における顧客への真摯な姿勢を表す、親切さ（Kindness）、迅速さ（Speed）、そして質の高いサービス（Service）を意味しています。社名一つ一つに、技術力と顧客への深い配慮が込められています。

沿革：半世紀以上に渡る精密機械技術の進化

ケーエスエス株式会社の歴史は、1964年6月、東京都品川区で株式会社日本精機製作所として創業されたことに始まります。その後、1968年7月に大田区矢口（現本社所在地）へ工場を移転、1978年3月には本社を現在地に移転し、商号を株式会社篠原製作所に変更しました。

1978年3月、同社は精密ミニチュアボールねじの生産を開始し、精密機械分野への本格参入を果たします。その後、技術開発と事業拡大を着実に進め、1987年1月には現在の社名であるケーエスエス株式会社へと商号変更を行いました。

新潟県小千谷市への進出も重要な転換期でした。1984年7月には小千谷工場を新設し、生産体制の強化を図りました。また、2012年1月には小千谷第2工場、2021年7月には小千谷第3工場を竣工させるなど、生産拠点の拡充を着実に進めています。

これらの発展の中で、ケーエスエス株式会社は高い技術力と品質管理体制が認められ、数々の賞を受賞しています。2008年6月には「元気なモノ作り中小企業300社」に選定され、2011年11月には「第23回大田区中小企業新製品・新技術コンクール優秀賞」を受賞。2013年10月には「2013年”超”モノづくり部品大賞　機械部品賞」を受賞するなど、その技術力は高く評価されています。2014年には創業50周年を迎え、更なる発展への礎を築きました。2020年1月には小千谷工場がISO13485認証を取得、品質マネジメントシステムの更なる強化を図っています。2022年3月には代表取締役社長交代を行い、新たな体制で更なる発展を目指しています。

ケーエスエス株式会社の現在と未来

現在、ケーエスエス株式会社は、東京都大田区の本社、そして新潟県小千谷市の複数工場を拠点に、精密ミニチュアボールねじを中心とした製品を製造・販売しています。精密工学会「超精密位置決め委員会」にも加盟しており、業界をリードする存在として、常に技術革新に取り組んでいます。

顧客への対応においても、迅速かつ丁寧なサービスを心がけ、顧客満足度の向上に努めています。 これらの取り組みを通して、ケーエスエス株式会社は、精密機械業界における存在感を高め、更なる発展を目指し続けています。

所在地と加盟団体

本社: 東京都大田区矢口１
小千谷工場: 新潟県小千谷市
小千谷出張所: 新潟県小千谷市山谷

加盟団体:
一般社団法人　日本工作機器工業会
社団法人精密工学会（超精密位置決め専門委員会）
公益財団法人　にいがた産業創造機構

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