ゲゲゲの鬼太郎 妖怪創造主現る!

『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪創造主現る!』は、1996年12月13日にバンダイから発売されたゲームボーイ用ロールプレイングゲームです。水木しげる氏の漫画『ゲゲゲの鬼太郎』を題材とし、プレイヤーは主人公である鬼太郎を操作して、様々な事件を調査し解決していくことを目的としています。

ゲーム内容

本作は、4つのシナリオで構成されており、各地の妖怪ポストに寄せられる依頼を、鬼太郎が仲間の妖怪たちと協力しながら解決していきます。鬼太郎ファミリーのデザインは、当時放映されていたアニメ第4作に準拠していますが、登場する妖怪の一部や後半のシナリオは、原作シリーズの「鬼太郎国盗り物語」をアレンジしたものとなっています。

ゲームを進めるにつれて、各地に出現する妖怪たちを鬼太郎の仲間にすることができます。妖怪が仲間になる条件は様々で、イベント会話やイベント戦の直後、戦闘に勝利した際に一定の確率で仲間になったり、各地にある神社や公園などに到着することで条件を満たしたりします。

鬼太郎や仲間の妖怪たちは、レベルが上がるにつれて新しい技を覚え、体力や妖力の色も変化していきます。ただし、攻撃力や防御力などの各種パラメータは画面上には表示されないため、プレイヤーはダメージ量から判断する必要があります。

特徴

フリーライターの龍田優貴氏は、本作を「妖怪版ポケモン」と評しており、戦闘画面の構図から妖怪図鑑に至るまで、様々な点で類似点が見られると指摘しています。

登場妖怪

ゲームに登場する主な妖怪は以下の通りです。

パーティー妖怪
鬼太郎：主人公。バランスの取れた能力を持つ。倒されるとゲームオーバーとなる。
猫娘：序盤から加入。レベルが上がるとひっかき攻撃などの技を覚える。攻撃力は低め。
砂かけばばあ：途中で加入。レベルが上がると回復技を習得する。
子泣き爺：途中で加入。レベルが上がると石化攻撃などの技を覚える。
一反木綿：途中で登場。鬼太郎に助けられた後、パーティーに加入する。
ぬりかべ：途中で登場。防御力が高く、長期戦で活躍する。
ねずみ男：序盤から登場。シナリオ3で改心後、パーティーに加入する。加入時のレベルは高い。
その他の妖怪
土蜘蛛
輪入道
五徳猫
小ネズミ
中ネズミ
大ネズミ
旧鼠王
呼子
油すまし
朧車

スタッフ

プロダクション・マネージャー：間庭英作
エグゼクティブ・プロデューサー：深城賢
メイン・プロデューサー：柳川絵奈
企画：はただまなぶ
音楽：わたなべよしお

評価

ゲーム誌『ファミ通』の「クロスレビュー」では合計20点（満40点）を獲得。『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は19.5点（満30点）となっています。

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