ゲームで発見!!たまごっち

ゲームで発見!!たまごっち

『ゲームで発見!!たまごっち』は、1997年にバンダイがゲームボーイ用ソフトとして発売した育成シミュレーションゲームです。大ブームを巻き起こした電子キーチェーンゲーム「たまごっち」をゲームボーイ上で再現した作品で、当時品薄状態が続いていた実機の代替品としての役割も果たしました。

ゲームシステム

プレイヤーは、実機のたまごっちと同様に、食事の用意や糞の処理、遊びなどを通して、たまごっちの成長を見守ります。ただし、ゲーム内の時間は実時間よりも早く進み、たまごっちはゲームボーイ本体の電源が入っている間しか成長しません。

育成

食事: ご飯、お肉、野菜の3種類があり、たまごっちごとに好き嫌いが設定されています。野菜嫌いのたまごっちが多いのが特徴です。
おやつ: アイスクリームとケーキの2種類があり、与えすぎると腹痛の原因になります。
病気: 腹痛、風邪、フンの溜め過ぎによる病気の3種類があります。治療方法はたまごっちによって異なり、注射や飲み薬を使用します。
しつけ: わがままを言った時に叱ることで、たまごっちのしつけを行います。しつけ度が高い状態で叱ると、泣くリアクションに変化します。

大会

たまごっちの頭脳や体力を鍛えて、大会に出場させることができます。大会で優勝経験のあるたまごっちからは、能力の高い子供が生まれる可能性があります。

その他

ゲーム開始時には8つの卵が与えられ、同時に3匹までのたまごっちを育成できます。
全てのたまごっちを宇宙に返すか、死んでしまうとゲームオーバーになります。
アダルトっちが寿命を迎えると、卵を1個だけ残します。
たまごっちの能力を上昇させるミニゲームや、育てたたまごっちの情報を記録する図鑑が用意されています。

シリーズ作品

ゲームで発見!!たまごっち2: 森と海のたまごっち（むしっちとさかなっち）を育成する作品。むしっちとさかなっちには、それぞれ異なる餌やおやつのメニューが用意されています。新要素として、マップ画面での移動や、通信ケーブルによるたまごっち交換などが追加されました。

ゲームで発見!!たまごっち オスっちとメスっち: 時計機能を搭載し、実時間に対応した育成が可能な作品。オスっちとメスっちをブリードさせることで、子孫を残すことができます。

登場キャラクター

本作には、元祖たまごっちと新種たまごっちが登場します。同じ育て方をしていても、パラメータによって異なるキャラクターに成長することがあります。また、当時は性別が設定されていませんでしたが、後に性別が付与されたキャラクターも存在します。

主なキャラクター

ベビーっち: 赤ちゃん。
まるっち: 幼児。
たまっち: 子供。
まめっち: 大人。頭が良い。
みみっち: 大人。体が強い。
ぎんじろっち: 大人。ペンギンがモチーフ。
* くちぱっち: 大人。アヒルがモチーフ。

メディアミックス展開

『ゲームで発見!!たまごっち』は、ゲーム以外にも、漫画やアニメなど、様々なメディアで展開されました。特に、コロコロコミック版の『まんがで発見！たまごっち』は、ゲームの世界観を忠実に再現した作品として人気を博しました。

まとめ

『ゲームで発見!!たまごっち』は、たまごっちブームを牽引した人気ゲームであり、その後の育成シミュレーションゲームに大きな影響を与えました。ゲームボーイというプラットフォームで、手軽にたまごっちの育成を楽しめる作品として、今でも多くのファンに愛されています。

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