コエックス

コエックス（COEX）

コエックス（韓国語: 코엑스、COEX）は、韓国のソウル特別市江南区に位置する大型のコンベンション・センターであり、国際的な会議や展示会の中心地として知られています。1979年に開設されて以来、様々な国際的イベントが開催され続けており、2000年秋にはアジア欧州会合（ASEM）の第三回首脳会合を迎え、世界的な知名度を高めました。その後も多くの大規模イベントが行われており、現在も施設の改修工事が進行中です。

沿革

コエックスの歴史は以下の通りです：

• - 1979年3月：韓国総合展示場（KOEX）開館。
• - 1998年7月：名称をCOEX（Convention & Exhibition）に改名。
• - 2000年10月：アジア欧州会合（ASEM）第三回首脳会合を開催。
• - 2001年9月：第36回国際技能競技大会を開催。
• - 2002年6月：FIFAワールドカップ大会にて国際メディア・センターを運営。
• - 2004年：国連環境計画（UNEP）の特別総会を開催。
• - 2010年11月：G20首脳会合を開催。
• - 2012年3月：核セキュリティ・サミットを開催。
• - 2022年8月8日：集中豪雨により図書館が冠水。

施設

コエックスは南側に本館、北側に新館を持ち、展示及び会議施設は1階から4階に広がっています。総展示面積は36,000平方メートルで、韓国国内ではキンテックスやBEXCOに次いで第3位の規模を誇ります。

展示施設

コエックスには以下の4つの大ホールがあります：

• - 太平洋ホール (Pacific Hall)：本館1階にあり、面積は10,368平方メートル。4つの展示室（Hall 1, 2, 3, 4）に分けて利用可能です。
• - インド洋ホール (Indian Hall)：新館1階にあり、面積は8,010平方メートルで、2つの展示室（Hall 9, 10）が利用可能です。
• - 大西洋ホール (Atlantic Hall)：本館3階にあり、面積は10,368平方メートル。こちらも4つの展示室（Hall 5, 6, 7, 8）が利用可能です。
• - コンベンションホール (Convention Hall)：新館3階に位置し、面積は7,281平方メートルで、2つの展示室（Hall 11, 12）に分かれています。

コンベンション施設

コエックスには様々な会議施設が整備されています：

• - グランド・ボールルーム：新館1階にあり、面積は1,817平方メートル、約1,800人を収容できます。
• - アッセム・ホール：円卓会議場で、新館2階に位置し、428平方メートルの広さを持ち、80人収容可能。16カ国同時通訳システムも完備。
• - オーディトリアム：新館3階にあり、床面積は2,104平方メートルで、1,070席を持つ劇場式会議場。12カ国同時通訳も可能です。
• - カンファレンス・センター：本館3、4階に位置し、大小様々な30の会議室が揃っています。

交通アクセス

コエックスは交通の便が良く、地下鉄2号線の三成駅からのアクセスが便利です。2015年には、ソウル市メトロ9号線の奉恩寺駅が開業し、金浦空港からの直通アクセスが可能になりました。空港からは、仁川空港と金浦空港のリムジンバスも利用でき、利便性が高いです。

周辺施設

コエックスは貿易センタービル、インターコンチネンタルホテル、現代百貨店、都心空港ターミナルなど、数多くの主要施設に囲まれています。また、コエックスモールとも地下で接続しており、名実ともに韓国を代表する商業文化複合施設としての役割を果たしています。

関連リンク

• - コエックス公式ウェブサイト
• - コエックス公式Twitter

コエックスは、国際的なビジネスと文化の交流の場として重要な役割を担っており、今後もさらなる発展が期待されます。

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