コバトン

埼玉県の愛されマスコット「コバトン」

コバトンは、埼玉県の県鳥であるシラコバトをモチーフにした、可愛らしいマスコットキャラクターです。元々は、2004年に埼玉県で開催された彩の国まごころ国体の大会マスコットとして、当時埼玉県立川越工業高等学校に在学していた竹腰博晃さんによってデザインされました。その愛らしい姿が県民に親しまれ、2005年からは正式に埼玉県のマスコットとして、そして2014年からは県の特命宣伝部長として、埼玉県をPRするために様々な場所で活躍しています。

コバトンのプロフィール

誕生日：2000年5月31日
命名日：2001年2月21日
県のマスコット就任：2005年1月4日
県の特命宣伝部長就任：2014年1月1日
* 年間出動回数：300回以上

コバトンへのファンレターは、埼玉県広聴広報課「コバトン様」宛に送ることができます。毎年多くの年賀状が届き、住所が分かるものにはコバトンから返信が届くこともあります。

コバトンの歴史

コバトンは、国体マスコットの公募を経て誕生しました。その後、埼玉りそな銀行のキャッシュカードや名刺のデザインに起用されたり、県内のゆるキャラユニット「ゆる玉応援団」の団長に就任したりと、活躍の場を広げています。

2009年には、宇宙飛行士の若田光一さんと共にスペースシャトルに搭乗し、国際宇宙ステーションを訪れるという、ユニークな経験もしています。また、小惑星には「Kobaton」と名付けられるなど、その人気は宇宙にまで広がっています。

2011年には、コバトンの着ぐるみを製作している工場が火災に見舞われるというアクシデントもありましたが、無事に業務を再開し、現在も埼玉県内外のイベントで活躍しています。

コバトンの活躍

コバトンは、県の広報誌やイベント、県関連企業の催しなど、様々な場面で登場します。印刷物やグッズ、着ぐるみなど、その姿は多岐に渡ります。また、民間の企業や市民にもデザインの使用が開放されており、着ぐるみの貸し出しも行われています。

スポーツイベントとの関わりも深く、プロ野球チームの埼玉西武ライオンズや、Jリーグの浦和レッズ、大宮アルディージャなど、県内のスポーツチームを応援しています。特に、西武ライオンズが日本一になった際には、監督の胴上げにコバトンのぬいぐるみも参加するという、サプライズもありました。

ミドコバについて

コバトンの仲間として、「ミドコバ」というキャラクターも存在します。ミドコバは、埼玉県の自然保護を目的とした「さいたま緑のトラスト運動」をPRするために、緑色にデザインされたコバトンです。ぬいぐるみやストラップが製作され、運動のPR活動に活用されています。

広く愛されるコバトン

コバトンは、当初「何なのか分からない」と言われることもありましたが、地道なPR活動とグッズ販売によって、徐々に県民に浸透していきました。その愛らしい姿と、埼玉県を盛り上げようとする活動が、多くの人々に愛されています。これからも、コバトンは埼玉県の顔として、様々な場面で活躍してくれることでしょう。

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