『コミック・ダンガン』は、株式会社ダンガンが運営していたウェブコミック配信サイトです。2011年
12月2日に
ホビージャパンによって開設され、同社が1997年に『コミックジャパン』を廃刊して以来、14年ぶりに
漫画専門誌へ再参入した形となりました。
サイト開設に先駆けて、同年
9月21日にプレオープンが実施され、連載作家陣や一部の連載作品が公表されました。ラインナップは、オリジナル作品に加え、『
クイーンズブレイド リベリオン』などの自社コンテンツや、
HJ文庫の
ライトノベル作品のコミカライズが中心でした。ストーリー
漫画は4週間単位のローテーションで毎週
金曜日に2~3本、
4コマ[[漫画]]は平日に1本ずつ更新される形式が取られていました。
2012年9月11日には、
ニコニコ静画で過去の掲載作品を閲覧できる「コミック・ダンガン ニコニコエディション」が開設され、より多くの読者が作品に触れる機会が提供されました。しかし、
2014年11月に
ホビージャパンから独立する形で株式会社ダンガンが設立され、サイトの運営も同社に移管されました。
2017年12月1日にはサイトリニューアルが実施されましたが、その際に無期限の更新停止となり、それ以前から4作品中2作品が更新を停止していました。そして、2018年10月、再開されることなくサイトは閉鎖されました。
連載作品(2018年8月25日時点)
4コマ(平日更新)
中国工場の琴音ちゃん(井上純一)
父ちゃんはいつも仕事場(ぢたま(某))
M系女子(原案:鉄人、漫画:ひよさん)※サイトリニューアル後更新停止
女中小春の英断(しまだわかば)※同上
連載終了作品
あ行
仇討学園(原作:東木栗人、作画:pikomaro)
あやかしコンビニエンス(ヒライユキオ)
Venus Project(原作:ガラット、作画:長谷川光司)
うたたねメルティーハーフ(原作:今科理央、作画:ちんじゃおろおす)
Aをねらえ!(原作:石崎芋蔵、作画:岩戸あきら)
乙女子プロフェッショナル(太平洋海)
鬼斬(原作:
サイバーステップ、作画:ほのじ)
おふろのともだちフロバディ(げろたん)
俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録!?(原作:なめこ印、キャラクター原案:和狸ナオ、作画:長谷川光司)
オレと彼女の絶対領域(パンドラボックス)(原作:鷹山誠一、キャラクター原案:伍長、作画:みなづきふたご)
か行
クイーンズブレイド リベリオン:ZERO(さがら梨々)
原発ふれんず 〜Children of the Atom〜(謡犬ユネ) -
4コマ[[漫画]]。
さ行
ざしきのののの(白井三二朗)
CP!(ぺけ)
地元がステージ! 〜ご当地アイドル♪アンアイリスの活動日誌〜(しまだわかば) -
4コマ[[漫画]]。
ズドンといくぜ(Dr.モロー) - 4コマ[[漫画]]。2011年9月から11月のプレオープン期間に連載。
絶望のクロージアス(江戸屋ぽち)
た行
探冊者たち(藤田かくじ)
超神人イズモタイシャー(柏屋コッコ)
でんわのクロちゃん(
田中久仁彦) -
4コマ[[漫画]]。※とれたて! ほびーちゃんねるから移籍、その後コミックファイアへ移籍
トコの長い午後(海野螢)
な行
七つの大罪(原作:ホビージャパン)
は行
はぐれ勇者の鬼畜美学(原作:上栖綴人、キャラクター原案:卵の黄身、作画:中曽根ハイジ)
美毘遊伝 〜上杉謙信は三姉妹〜(原作:太田ぐいや、作画:天道まさえ)
百花繚乱 兼続&ニアの生活向上委員会(原作:すずきあきら、作画:刻田門大)
百花繚乱 サムライブライド(原作:すずきあきら、キャラクター原案:Niθ、作画:緋尾乃嵩巳、演出:八乃多々良)
百花繚乱 セブン・スピア(原作:すずきあきら、キャラクター原案:Niθ、作画:八乃多々良)
ペインキラー琴音ちゃん(井上純一)
Boichiの漫画の描き方研究所 (Boichi)
僕の妹は漢字が読める(原作:かじいたかし、キャラクター原案:皆村春樹、作画:日辻はこ)
ま行
魔王なオレと不死姫の指輪(原作:柑橘ゆすら、キャラクター原案:しゅがすく、作画:稍日向)
魔法小学生マジカルはずれちゃん(Dr.モロー) - 4コマ[[漫画]]。
魔法マダムさゆりさん(森永みぐ)
夢幻転生 〜龍希と小虎と戦国ゾンビ〜(ヒロモト森一)
メイズブレイカーズ(納都花丸)
MeltyMoment(原作:HOOKSOFT、作画:とめきち)
や行
ら行
ルート3=(ひとなみにおごれやおなご)(みなぎ得一)※コミックガムへ移籍
六畳間の侵略者!?(原作:健速、キャラクター原案:ポコ、作画:有池智実)
わ行
コミックス
ホビージャパン運営時には、連載作品は
HJコミックスとは別にダンガンコミックスとして刊行されました。
2012年4月2日に創刊された単行本第1弾は『クイーンズブレイドリベリオン:ZERO』でした。
2014年の独立後は、
ワニブックスの『コミックガム』と同じガムコミックスプラスレーベルから刊行されるようになりました。
『コミック・ダンガン』は、ウェブコミックの黎明期から多様な作品を発信し、多くの読者に楽しまれましたが、残念ながら現在は閉鎖されています。しかし、その歴史と掲載された作品の数々は、日本のウェブコミック史において重要な一ページを刻みました。