コミック百合姫

コミック百合姫（ゆりひめ）

『コミック百合姫』は、一迅社が発行する女性同士の恋愛を描いた百合マンガ専門の雑誌です。主に毎月18日に新刊が発売されており、読者にとってファン待望の一冊となっています。雑誌の内容は、さまざまなジャンルやスタイルの作品を取り扱い、多くの読者に愛されています。

創刊と歴史

この雑誌は、2005年7月に創刊されました。当初は季刊誌としてスタートし、マガジン・マガジンの『百合姉妹』が廃刊した後、その需要を受けて『月刊コミックZERO-SUM』の増刊号として復活しました。2007年には姉妹誌として『コミック百合姫S』が創刊され、2008年には独立して月刊に移行しました。その後、2010年からは隔月刊への変更があり、2016年には月刊に戻りました。

創刊以降、多くの人気作品が連載されてきましたが、特に注目すべきは、2011年に発表された「ゆるゆり」のアニメ化です。この作品は大ヒットし、続編が制作されるなど大きな反響を呼びました。また、その後も『犬神さんと猫山さん』や『citrus』など、数多くの作品がアニメ化されています。

連載作品

『コミック百合姫』では、現在連載中の作品が数多くあり、さまざまな作風の作品が楽しめます。特に注目を集めているのは、中心的な存在として「大室家」や「犬神さんと猫山さん」などの人気シリーズです。また、定期的に読切作品も発表されており、さまざまなアーティストたちがその魅力を披露しています。

特別企画と受賞歴

雑誌はまた、百合姫コミック大賞や百合文芸小説コンテストなど、創作者を支援するための特別企画も行っています。これらは新人や既存の作家にとって新たな機会となり、多様な作品や新人の発掘に寄与しています。

書誌情報と分類

2005年の創刊以来、コミック百合姫は毎月新刊を発表しており、2021年1月までに通算で108号を数えています。また、特別展開として『ニコニコ百合姫』というWeb雑誌も2013年に創創され、オリジナル作品や番外編が配信される場として人気を得てきました。

まとめ

『コミック百合姫』は、日本の百合マンガを代表する雑誌として、女性同士の愛を描く作品を広め続けています。その多様性豊かな連載と、アニメ化された作品の成功は、読者を惹きつけ続ける要因です。これからも、新たな作品の出現と共に更なる進化を遂げていくことでしょう。

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