コムシスホールディングス

コムシスホールディングス株式会社

コムシスホールディングス株式会社は、東京都品川区に本社を置く日本の持株会社です。情報通信工事、電気設備工事、情報処理などを手掛けるコムシスグループの経営管理を主な事業としています。主力事業を担う日本コムシス株式会社をはじめ、多数のグループ会社を統括しています。東京証券取引所プライム市場に上場しており、日経平均株価を構成する銘柄の一つとしても知られています。

概要

コムシスホールディングスは、NTT認定の総合電気通信事業会社として、通信建設業界で確固たる地位を築いています。一般消費者への知名度は必ずしも高くありませんが、資本金や売上高は準大手ゼネコンと同等の規模を誇ります。また、豊富な現金預金や高い自己資本比率など、財務内容も非常に健全であることが特徴です。

事業体制

グループの中核をなす日本コムシスを中心に、通信設備建設工事において幅広い事業を展開しています。海底ケーブルの敷設や山岳地帯での通信鉄塔建設、通信専用トンネルの構築といった大規模プロジェクトから、NTT電話局内設備工事、一般住宅への電話線引き込みのような小規模な工事まで、あらゆる規模の工事に対応できる技術力と実績を持っています。近年では、IT関連分野にも力を入れており、システム設計、施工、ソフトウェア開発、保守運用といった領域で事業を拡大しています。2009年には、日本コムシスの新設分割によりコムシス情報システム株式会社が発足し、IT総合エンジニアリング企業として積極的な事業展開を図っています。

経営

コムシスホールディングスは、堅実な経営方針でも知られており、過去のバブル経済期やITバブル期、不動産バブル期においても大きな影響を受けることなく、安定した経営を続けてきました。2019年3月期の決算説明会では、中期経営計画「コムシスビジョン NEXT STAGE 2023」を発表し、2023年には売上高6,000億円以上を達成するという目標を掲げています。

沿革

2003年9月：日本コムシス、三和エレック、東日本システム建設の共同株式移転により、コムシスホールディングス株式会社設立。東京・大阪証券取引所各1部に上場。
2004年9月：三和エレックの第三者割当増資を引き受ける。
2005年4月：三和エレックが、サンワコムシスエンジニアリングに社名変更。
2009年4月：日本コムシスの新設分割により、コムシス情報システム設立。
2018年10月：NDS、北陸電話工事、SYSKENとの経営統合を実施（簡易株式交換により、3社を完全子会社化）。

グループ会社

コムシスホールディングスは、多数の連結子会社を抱えています。主な連結子会社は以下の通りです。

日本コムシス株式会社
コムシスモバイル株式会社
コムシスエンジニアリング株式会社
ウィンテック株式会社
コムシス関西エンジニアリング株式会社
コムシス九州エンジニアリング株式会社
コムシスネット株式会社
コムシス通産株式会社
株式会社大栄製作所
コムシス東北テクノ株式会社
サンワコムシスエンジニアリング株式会社
三和電子株式会社
株式会社エス・イー・シー・ハイテック
株式会社サンコムテクノロジ
株式会社TOSYS
株式会社アルスター
株式会社トーシス新潟
チューリップライフ株式会社
株式会社つうけん
株式会社つうけんアドバンスシステムズ
NDS株式会社
愛知NDS株式会社
豊橋NDS株式会社
大日通信株式会社
静岡NDS株式会社
東邦工事株式会社
浜松NDS株式会社
岐阜NDS株式会社
三重NDS株式会社
三通建設工事株式会社
みつぼしテクノ株式会社
日本技建株式会社
株式会社NDSネットワーク
NDSインフォス株式会社
株式会社エヌサイト
株式会社エヌディエスリース
NDSソリューション株式会社
東名通信工業株式会社
ブリッジ・モーション・トゥモロー株式会社
NDS.TS株式会社
NDSメンテ株式会社
株式会社SYSKEN
株式会社SYSKENテクノ
株式会社Denzai
株式会社システムシニツウ
西部通信工業株式会社
株式会社シスニック
河崎冷熱電気株式会社
株式会社アイレックス
北陸電話工事株式会社
コムシス情報システム株式会社
コムシステクノ株式会社
コムシスシェアードサービス株式会社
東京鋪装工業株式会社

外部リンク

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