コモドアーズ

コモドアーズ (The Commodores)

コモドアーズは、アメリカで1970年代から1980年代にかけて活躍したポップとファンクのバンドです。グループは1967年にタスキーギ大学の学生たちによって結成され、1971年にはジャクソン5のライブツアーでのオープニングアクトを務め、広く知られるようになりました。その後、モータウンとの契約を結び、1974年にはレコードデビューを果たしました。

メンバー

コモドアーズのオリジナルメンバーは以下の通りです：

• - ミラン・ウィリアムズ - キーボード
• - ライオネル・リッチー - ボーカル、サクソフォーン、ピアノ
• - ウォルター・オレンジ - ボーカル、ドラム
• - トーマス・マクラリー - リード・ギター
• - ウィリアム・キング - トランペット
• - ロナルド・ラプリード - ベース・ギター

バンド名は、ウィリアム・キングが辞書を開いて偶然見つけた言葉に由来しています。初のアルバムはファンクとダンスナンバーで構成されており、「マシンガン」や「ザ・バンプ」などの楽曲は特に人気を博しました。

音楽の進化

1975年にはファンクナンバー「スリッパリー・ウェン・ウェット」がヒットし、その後、ライオネル・リッチーのポップ色が強く出てきた「スウィート・ラヴ」も大ヒットを記録しました。1977年には「ブリック・ハウス」と「イージー」をリリースし、1978年頃からはオリジナルのファンクスタイルを少しずつ変えることになりました。より流行に敏感なポップミュージックへとシフトしていったのです。

バンドのメンバーは何度か入れ替わりがありました。ライオネル・リッチーがソロ活動に転向する際、元ヒートウエーブのJ.D.ニコラスが新たなボーカルとして加入し、ウォルター・オレンジとのツインボーカル体制が新たなスタイルとして確立しました。1984年にはマクラリーも脱退し、音楽スタイルの変遷が続きました。

グラミー受賞と活動の変遷

1985年には「ナイトシフト」が全米3位にランクインし、この曲でグラミー賞の最優秀R&Bボーカル・パフォーマンス賞を受賞しますが、これがグループにとって最後の全米トップ40ヒットとなりました。1986年からはモータウン・レコードからポリドール・レコードへ移籍し、「ゴーイン・トゥ・ザ・バンク」がソウルチャートでヒットを記録しました。その後もアルバムやベスト盤のリリースを続けています。

主なディスコグラフィ

ここで、コモドアーズの主なアルバムとシングルを紹介します。

アルバム

• - 1974年 マシン・ガン
• - 1975年 Movin' On
• - 1977年 Commodores Live!
• - 1978年 ナチュラル・ハイ
• - 1985年 ナイトシフト

シングル

• - 1974年 Machine Gun
• - 1975年 Slippery When Wet
• - 1977年 Easy
• - 1978年 Three Times A Lady
• - 1985年 Nightshift

日本公演

彼らは1975年にも日本ツアーを行い、東京や大阪など多くの都市で熱狂的なファンに迎えられました。

まとめ

コモドアーズは、その音楽スタイルと多様なヒット曲により、ポップおよびファンクのジャンルにおいて重要な位置を占めています。彼らの影響は現在も続いており、音楽シーン全体に多大な貢献を果たしています。

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