コモ・スクエア

コモ・スクエア (COMO square)

コモ・スクエアは、愛知県豊田市にある、商業施設、事務所、住宅、ホテルなどが入居する大規模複合施設です。2007年に開業し、豊田市の新たなランドマークとして親しまれています。

概要

コモ・スクエアは、都市計画事業「豊田市駅前通り南地区第一種市街地再開発事業」によって誕生しました。名鉄豊田市駅周辺の活性化を目的とし、昼夜間の人口増加、交通環境の整備、都市防災機能の改善を目指して建設されました。

施設は、店舗・スポーツ施設・オフィス・シティホテルからなる「ウェスト」と、店舗と住宅からなる「イースト」の2棟で構成されています。地下には駐車場と駐輪場が設けられ、駅前通り沿いの店舗やイベント広場、散策路が周辺地域への回遊性を高めています。

かつてこの場所には挙母ホテルや原田屋書店がありました。原田屋書店はコモ・スクエアにもテナントとして入居していましたが、2023年7月に閉店しました。

名称の由来

「COMO」は、スペイン語の挨拶「¿Cómo estás?（お元気ですか）」に由来し、豊田市の前身である「挙母（ころも）」の響きも受け継いでいます。また、「いろいろな機能が集合した街」という意味も込められています。「square」は、英語で四角を意味し、賑わいのある都市空間をイメージしています。

この名称には、コモ・スクエアが都会的な賑わいを見せる新しい街角として、訪れる人々に愛され、元気と活力あふれる交流の場となるようにとの願いが込められています。

沿革

2000年5月：「豊田市駅前通り南街区まちづくり協議会」設立
2001年3月：多機能複合型施設建設の基本計画案作成
2001年5月：「豊田市駅前通り南地区市街地再開発準備組合」設立
2001年6月：トヨタ自動車が「準組合員」として加入
2001年10月：都市計画決定の告示
2002年6月：事業協力者の決定（大林組・トヨタ住宅グループ・太啓建設グループ）
2003年3月：「豊田市駅前通り南地区市街地再開発組合」設立
2004年1月：事業概要を公表（ホテル、スポーツ施設、オフィスなど）
2004年12月：既設建築物解体工事着手
2006年3月：本体着工
2007年3月：街区愛称「コモ・スクエア」に決定
2007年11月：第一期オープン（ウェスト）
2007年4月：第二期オープン（グランドオープン）
2008年6月：第三期オープン（イースト（住宅棟））

構成

ウェスト棟 (W棟)

ホテル：ホテルトヨタキャッスル（1～2階、8～12階）
商業施設：PRONTO、Mary Gold、FAITH LOVES HOLLYWOOD、MEN's TBC、ヒューマンリソシア、TBC、コモビジネスサービス、楽風&欅、花かがみ、煖、桃園など（1～2階）
スポーツ施設：アイレクススポーツクラブPREMIA（3・4階）
事務所：日本デルファイ・オートモーティブ・システムズ、トヨタ自動車 TQM推進部、豊田市駅前通り南開発、トヨタツーリストインターナショナル、タイコ エレクトロニクス ジャパン、横河電機、トヨタボランティアセンター、ボッシュ（3～7階）

イースト棟 (E棟)

商業施設：大須二丁目酒場、ローソン、座食 Bar 樂 なにがし、和 is 魯菴（1～2階）
住宅：分譲マンション「タワー ザ・トヨタ」（1～19階）

駐車場・駐輪場

地下駐車場（コモパーキング）：一般有料駐車場250台
地下駐輪場（豊田市営）：自転車のみ285台

特色

館内に2基のエスカレーターと18基のエレベーターを設置
W棟屋上に緊急用ヘリポートを設置
W棟とE棟の間にあるイベント広場では、年間を通して様々な催し物が開催
W棟2階レストラン街の廊下に展示スペース「COMO × CASTLE GALLERY」を設置
W棟1階に24時間集中管理の防災センターを設置

所在地

ウェスト棟：愛知県豊田市喜多町2丁目160番地
イースト棟：愛知県豊田市喜多町3丁目110番地
住宅部分：愛知県豊田市神明町1丁目60番地

交通アクセス

名鉄豊田線・三河線 豊田市駅下車、徒歩約2分
愛知環状鉄道・愛知環状鉄道線 新豊田駅下車、徒歩約5分
* 東名高速道路 豊田インター・伊勢湾岸自動車道 豊田東インターより約15分

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