コービン・キャロル

コービン・フランクリン・キャロルのプロフィール

コービン・フランクリン・キャロル（Corbin Franklin Carroll）は、2000年8月21日にアメリカ合衆国ワシントン州シアトルにて誕生したプロ野球選手です。彼は外野手として、アリゾナ・ダイヤモンドバックスに所属し、左投左打のスタイルが特徴です。

経歴の始まり

キャロルは、2019年のMLBドラフトにおいて全体16位でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名され、予定していたカリフォルニア大学ロサンゼルス校への進学を断念し、プロ入りを決意しました。この際、契約金は370万ドルに達しました。キャロルは、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ダイヤモンドバックスでプロデビューを果たし、その後A-級ヒルズボロ・ホップスに昇格しました。デビューシーズンでは、2チームで合計42試合に出場し、打率.299、2本塁打、20打点を記録しました。

新型コロナウイルスの影響

2020年は、世界的な新型コロナウイルスの影響により、マイナーリーグシーズンが中止となり、公式戦には出場できませんでした。2021年には、A+級ヒルズボロでシーズンをスタートしましたが、5月に左肩の手術を受けたため、出場はわずか7試合に留まりました。

メジャーデビューと成績

2022年、キャロルはAA級アマリロ・ソッドプードルズで開幕を迎え、その後AAA級リノ・エーシズに昇格しました。同年のオールスター・フューチャーズゲームにも選出され、8月29日にはメジャー契約を結び、フィラデルフィア・フィリーズ戦でメジャーデビューを果たしました。

2023年シーズンにおいて、開幕前の3月にはダイヤモンドバックスと8年総額1億1100万ドルの契約延長に合意しました。さらに、6月29日には地元シアトルで開催されたオールスターゲームに外野手部門のファン投票で選出されました。同年の成績は素晴らしく、6月には打率.291、8本塁打、22打点といった数字を記録しました。特に、6月にはルーキー・オブ・ザ・マンスに選ばれる快挙を達成しました。

歴史的な成績

8月27日のシンシナティ・レッズ戦では、シーズン20本塁打・40盗塁を達成し、さらに9月20日にはサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で50盗塁に到達しました。キャロルは初のシーズン25本塁打・50盗塁を達成した新人選手として名を刻むこととなりました。

2023年のシーズンは、155試合に出場して打率.285、25本塁打、76打点、54盗塁を記録するなど、圧倒的な成績を収めました。またfWARは6.0を記録し、チームトップの数値でした。ポストシーズンでも17試合に出場し、打率.273、2本塁打、10打点、5盗塁の成績を残しました。

最終的に、10月18日にはMLB公式サイトにてオール・ルーキー・チームのファーストチーム外野手に選出され、11月13日にはナショナルリーグの新人王に満票で選出されるという栄誉を得ました。

選手としての特徴と個人情報

キャロルは、走・攻・守を高いレベルで兼備する未来のスター候補とされています。彼の肩の強さは平均的な評価を受けています。また、キャロルは台湾系アメリカ人であり、女子アメリカ国家代表から2023年のワールド・ベースボール・クラシックへの参加を打診されたものの、断った経歴があります。

表彰と記録

• - 新人王（2023年）
• - ルーキー・オブ・ザ・マンス（2023年6月）
• - オールMLBチームファーストチーム（2023年）

まとめ

コービン・キャロル選手は、若くして素晴らしい実績を残している選手であり、今後の成長が非常に楽しみです。特に、彼の持つ潜在能力と打撃力は、アリゾナ・ダイヤモンドバックスにとって大きな資産となるでしょう。

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