コービン・バーンズ

コービン・ブライアン・バーンズ

コービン・ブライアン・バーンズ（1994年10月22日生まれ）は、カリフォルニア州ベーカーズフィールド出身のプロ野球選手で、現在はボルチモア・オリオールズに所属しています。彼は右投右打の投手で、「バーンジー」という愛称で親しまれています。

経歴

プロ入りとブルワーズ時代

バーンズは、2016年のMLBドラフトでミルウォーキー・ブルワーズから4巡目（全体111位）に指名され、契約を結びました。彼はプロ入りの初年度において、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ブルワーズでデビューし、A級ウィスコンシン・ティンバーラトラーズでも戦いました。合計12試合に登板し、3勝0敗、防御率2.02、41奪三振を記録しています。

2017年には、A+級カロライナ・マドキャッツとAA級ビロクシ・シャッカーズでプレーし、26試合で8勝3敗、防御率1.67、140奪三振という素晴らしい成績を残しました。翌2018年には、MLBのプロスペクトランキングでブルワーズ内2位にランクされました。AAA級コロラドスプリングス・スカイソックスでシーズンを始め、メジャー契約へと昇格し、マイアミ・マーリンズとの試合でメジャーデビューを果たします。初登板では無失点で抑え、初セーブを挙げる活躍を見せました。

2019年のシーズンには、開幕から先発ローテーションに組み込まれましたが、成績は芳しくなく、先発3試合で11本塁打を被弾。その後ブルペンに戻るも、結果は振るわず、肩の故障で故障者リストに入ることになりました。

2020年は短縮シーズンながらも先発一角に名を連ね、2021年には開幕から無四球での40奪三振というMLB記録を樹立。この記録はさらに更新され、最終的に58奪三振の無四球記録達成に至りました。

2021年にはオールスターゲームに初選出され、その年の最終成績は11勝5敗、防御率2.43と素晴らしいものでした。特に防御率1.63はナ・リーグでトップを記録しました。オフにはサイ・ヤング賞も受賞し、選手としての地位を確立しました。

バーンズは2022年に自身初の開幕投手を務め、オールスターゲームに再度選出。2023年も引き続き優れたパフォーマンスを発揮し、オールスターゲームに選出されました。

オリオールズ時代

2024年2月1日には、DL・ホールやジョーイ・オルティス、さらにドラフト指名権と引き換えにボルチモア・オリオールズへ移籍しました。

選手としての特徴

バーンズは速球とカーブ、スライダーを巧みに使い分け、高い回転数を誇る球種で知られています。特にスライダーの空振り率は対右打者において50%を超えることもあります。

記録と表彰

彼のキャリアの中で多くの記録を打ち立てており、特に注目すべきは

• - 最優秀防御率（2021年）：1回
• - 最多奪三振（2022年）：1回
• - ピッチャー・オブ・ザ・マンス（2023年7月）：1回
• - サイ・ヤング賞（2021年）：1回

また、ノーヒットノーランや10打者連続奪三振のギネス世界記録保持者でもあります。

まとめ

コービン・ブライアン・バーンズは、その傑出した投球能力と数々の記録でMLB界での地位を確立した選手です。これからの活躍にも大いに期待が寄せられます。

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