コーリー・コスキー

コーリー・コスキー（Cordel Leonard Koskie, 1973年6月28日 - ）は、カナダのマニトバ州出身の元プロ野球選手です。主なポジションは三塁手でした。

経歴

1994年、コスキーはミネソタ・ツインズと契約し、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。1998年にはメジャーデビューを果たし、2001年には自己最高の成績を記録。26本塁打、103打点、27盗塁をマークし、20-20を達成しました。2004年オフにFAとなり、トロント・ブルージェイズへ移籍。

2006年にはミルウォーキー・ブルワーズへトレードされました。ブルワーズでは、当初レギュラーが確約されていませんでしたが、チーム内の状況変化から三塁手として出場機会を得ました。しかし、同年7月に試合中のアクシデントで故障し、戦線離脱。以降、脳震盪の後遺症に苦しみ、療養生活を送ることとなりました。

2007年、ブルワーズはコスキーの契約オプションを破棄し、FAとなりました。2009年には、第2回WBCのカナダ代表に選出されましたが出場機会はありませんでした。その後、シカゴ・カブスとマイナー契約を結び、メジャー復帰を目指しましたが、オープン戦で脳震盪が再発し、現役引退を決意しました。

引退後の2015年、コスキーはマット・ステアーズ、カルロス・デルガドらと共にカナダ野球殿堂入りを果たしました。

特徴

コスキーは、強打と俊足を兼ね備えた三塁手として評価されていました。ツインズ時代には、クリーンナップの一角を担い、チームの得点力向上に貢献しました。しかし、度重なる故障に苦しみ、本来のポテンシャルを十分に発揮できたとは言えません。それでも、常に全力プレーを心掛け、ファンを魅了しました。

WBCカナダ代表

コスキーは、2006年と2009年のWBCカナダ代表に選出されています。2006年大会では、チームの中心選手として活躍し、カナダ代表の躍進に貢献しました。2009年大会では、出場機会はありませんでしたが、チームをサポートしました。

カナダ野球殿堂

コスキーは、カナダ野球界への貢献が認められ、2015年にカナダ野球殿堂入りを果たしました。殿堂入りは、コスキーの野球人生における最高の栄誉と言えるでしょう。

コスキーの野球に対する情熱と、常に前向きな姿勢は、多くの人々に感動を与えました。彼の功績は、カナダ野球史に永遠に刻まれることでしょう。

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