コーリー・ジョセフ

コーリー・エフラム・ジョセフ（Cory Ephram Joseph, 1991年8月20日 - ）は、カナダ・オンタリオ州トロント出身のプロバスケットボール選手です。現在はフリーエージェントで、ポジションはポイントガード、身長191cm、体重84kgです。

経歴

カレッジ

カナダ出身のジョセフは、テキサス大学に1年間在籍した後、2011年のNBAドラフトにアーリーエントリーしました。

NBA

サンアントニオ・スパーズ

2011年のNBAドラフトで、ジョセフは1巡目29位でサンアントニオ・スパーズに指名され、NBAプレーヤーとしてのキャリアをスタートさせました。同年のドラフトでは、同じカナダ出身で大学のチームメイトでもあったトリスタン・トンプソンが、全体4位でクリーブランド・キャバリアーズから指名されています。大学1年でアーリーエントリーしたため、経験不足を懸念され、シーズン開幕後からスパーズ傘下のオースティン・トロスに度々アサインされました。
2012年3月には、3度目のアサインで、平均19.3得点、成功率57%、9.3アシスト、9リバウンドを記録し、Dリーグのパフォーマー・オブ・ザ・ウィークに初めて選出されました。2013年のプレーオフでは、20試合に出場し貴重な経験を積みました。
2013-14シーズンは、昨シーズンのプレーオフ出場経験が活き、シーズンを通じてアクティブ・ロースターに残り、68試合に出場。トニー・パーカーが休んだ際には19試合でスターティングポイントガードを務め、NBAチャンピオンも経験しました。
2014-15シーズンは、パティ・ミルズが右肩の手術で開幕から欠場したこともあり、出場時間が前シーズンよりも増加し、トニー・パーカーのバックアップとして活躍しました。

トロント・ラプターズ

2015年6月、スパーズからクオリファイング・オファーを受け制限付きフリーエージェントとなっていたジョセフは、7月5日にトロント・ラプターズと4年総額3000万ドルの契約に合意。故郷カナダのチームへの移籍となりました。
2015年11月28日のワシントン・ウィザーズ戦では、81-82とリードを追う第4クォーター残り僅かの場面で、逆転ブザービーター3ポイントシュートを決めました。

インディアナ・ペイサーズ

2017年7月9日、C・J・マイルズのサイン・アンド・トレードの一環でインディアナ・ペイサーズに移籍しました。
2019年2月9日のクリーブランド・キャバリアーズ戦では、10得点、10アシスト、9リバウンドを記録しました。

サクラメント・キングス

2019年7月6日、サクラメント・キングスと契約しました。

デトロイト・ピストンズ

2021年3月26日、トレードでデトロイト・ピストンズに移籍。同年7月31日付でピストンズからウェイブされましたが、翌月11日に同チームと再契約しました。

ゴールデンステート・ウォリアーズ

2023年7月6日、ゴールデンステート・ウォリアーズと契約しました。しかし、2024年2月8日にインディアナ・ペイサーズにトレードされ、その後解雇されました。

プレースタイル

機動力を活かしたハッスルプレーとディフェンスが持ち味で、トロント・ラプターズ加入後は、シックスマンとして出場機会を増やしました。

カナダ代表

カナダ代表として、2011年、2013年、2015年のバスケットボールアメリカ選手権に出場。2019年FIBAバスケットボール・ワールドカップの代表メンバーにも選出され、1次ラウンドと順位決定戦の全5試合に出場し、1試合平均25.8分の出場で、15.0得点、3.6リバウンド、4.8アシスト、1.4スティールという成績を残しました。

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