ゴラームアリー・ハッダード＝アーデル

ゴラームアリー・ハッダード＝アーデル

ゴラームアリー・ハッダード＝アーデル（ペルシア語: غلامعلی حداد عادل、Gholam-Ali Haddad-Adel、1945年5月9日 - ）は、イランの著名な政治家であり、学者です。保守派に属し、イランの国会議長をかつて務め、現在は公益判別会議の議員を務めています。日本語メディアでは、ハッダードアデル、ハダドアデルなどと表記されることもあります。

経歴

1945年、イランの首都テヘランで生まれました。1966年にテヘラン大学で物理学の学士号を取得後、1967年にはシーラーズ大学で物理学の修士号を取得しました。その後、1973年にテヘラン大学で哲学の修士号、1974年には同大学で哲学の博士号を取得しています。学究生活においては、1972年から1985年までシャリーフ工科大学で准教授として教鞭を執り、1985年からはテヘラン大学の教授として現在に至るまで教壇に立っています。

政治家として

ハッダード＝アーデルは、政治家としても重要な地位を歴任してきました。イスラーム・文化指導副大臣、教育副大臣、最高教育会議副議長などを歴任し、イランの教育・文化政策に深く関与しました。

2000年からは、国会議員選挙でテヘラン選挙区から4期連続で当選を果たしました。2004年から2008年までは国会議長を務めましたが、その後、議長選出投票でアリー・ラーリージャーニーに敗れています。第8期議会（2008年-2012年）では、文化問題委員会の委員長を務めました。

2013年6月に行われたイラン大統領選挙にも立候補しましたが、選挙戦終盤の6月10日に選挙戦からの撤退を表明しました。

2016年2月に行われた第10期国会議員選挙では、惜しくも落選しています。

人物

既婚者であり、4人の子供がいます。娘の一人は、最高指導者アリー・ハーメネイーの息子であるモジュタバー・ハーメネイーの妻です。この家族関係は、ハッダード＝アーデルがイランの政治エリート層と深い繋がりを持っていることを示唆しています。

2003年5月には、イラン文化週間に出席するため日本を訪れています。

外部リンク

* وبگاه شخصی دکتر غلامعلی حداد عادل - 本人のサイト（ペルシア語）

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