ゴンバデカーブース (競走馬)

ゴンバデカーブース

ゴンバデカーブースは2021年2月24日生まれの日本の競走馬で、ぬれた芝でも力を発揮する馬として知られています。彼の馬名はイランの完全レンガ造の塔に由来しており、個性的な背景を持っています。2023年にはサウジアラビアロイヤルカップでの勝利を収め、注目を集める存在となっています。

競走成績の概要

2歳（2023年）

デビューは6月10日の東京芝1600メートルの新馬戦で、ダミアン・レーン騎手を背に2番人気として出走しました。レースは好スタートを切り、先行しながら最後まで後続を寄せ付けずに勝利を収めました。彼のデビュー戦の勝利は、今後の期待を高めるものでした。

続いて、10月7日に行われたサウジアラビアロイヤルカップでは、レース中は最後方からの追走となりましたが、直線での追い込みで中団から迫ったボンドガールを差し切り、2馬身差で初の重賞を制覇しました。この勝利は、父であるブリックスアンドモルタルにとっても初めての重賞制覇となり、血統的にも大きな意義を持ちました。

しかし、12月28日に予定されていたホープフルステークスには感冒の症状が出たため、出走が取り消されることとなりました。

3歳（2024年）

その後、2024年に入ると発熱が落ち着き、再度の喉の検査で喉頭蓋エントラップメントと診断されました。これにより、1月10日に美浦トレーニングセンターの診療所で手術を行う必要がありました。手術後は山元トレーニングセンターで放牧され、その後4月3日に美浦に戻りました。

5月に向けてはプリンシパルステークス（5月4日）とNHKマイルカップ（5月5日）のローテーションが考えられていましたが、4月19日にNHKマイルカップへの出走登録が明らかになりました。このレースでは、モレイラ騎手が手綱を取ることが発表されています。管理する堀調教師は当初予定していた皐月賞への出走が重度の挫跖により見直され、仕上がりには若干の不安があるものの能力を引き出せる状態に持っていけると話しています。

レース当日はスタートを決めて中団にポジショニングし、直線に入ると外に出して2位タイの上がり33.9秒の末脚を引き出しましたが、最終的には4着となりました。モレイラ騎手からは、競馬をまだ2回しか経験していないが、このGⅠ挑戦は良いステップとなると評価されました。

その後、5月8日、馬主のG1レーシングは今後のローテーションについて厩舎での状態を確認しながら判断を行う意向を示しました。5月12日には、5月26日の日本ダービーに出走登録をすることが発表されましたが、出走は馬の状態次第で慎重に決定されるとされています。

血統について

ゴンバデカーブースの母、アッフィラートはJRAで4勝を挙げ、2019年の中山牝馬ステークスで3着の成績を残しました。また、彼の祖母レディオブヴェニスはアメリカとフランスで活躍し、アメリカで重賞3勝を記録した実績があります。これらの血統背景は、彼が持つ能力を際立たせる要素となっています。

まとめ

ゴンバデカーブースは、すでに重賞を勝つなど大きな期待を持たれていますが、今後の成長と競走成績に注目が集まります。競馬界からの期待が高まる中、彼が次にどんな成績を残すのか、ファン様々な展望が広がります。

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