サイ・スニード

サイ・ロバート・スニードについて

基本情報

サイ・ロバート・スニード（Cy Robert Sneed、1992年10月1日生まれ）は、アメリカ合衆国ネバダ州エルコ郡エルコ出身のプロ野球選手です。彼は投手としてプレーし、右投右打のスタイルを持っています。現在は東京ヤクルトスワローズに所属し、NPBでは「サイスニード」という登録名で知られています。

経歴

プロ入り前

2011年、スニードはMLBドラフト35巡目にてテキサス・レンジャーズから指名を受けましたが、その際は契約をせずにダラス・バプティスト大学へ進学しました。彼の本格的なプロキャリアは、約3年後の2014年に始まります。

プロ入りとブルワーズ傘下時代

2014年、彼は改めてMLBドラフトでミルウォーキー・ブルワーズから3巡目（全体85位）で指名され、プロとしての第一歩を踏み出しました。ルーキー級ヘレナ・ブルワーズで11試合に登板し、防御率は5.92でした。2015年にはA級やA+級で活躍し、特にA+級では122奪三振を記録し、実績を上げました。

アストロズ時代

2015年末、スニードはヒューストン・アストロズにトレードされ、傘下のAA級やAAA級でプレーしました。2019年にはメジャー契約を果たし、ピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャーデビューを遂げました。2020年シーズンには18試合に登板しましたが、シーズンオフにフリーエージェントとなりました。

ヤクルト時代

2020年12月、東京ヤクルトスワローズとの契約が合意し、サイスニードとして日本の舞台でのキャリアが始まりました。2021年にはまずまずの成績を残し、NPB初勝利を挙げ、2022年にはチームのローテーションを守り通しました。23試合に登板し、最終的に7勝8敗、防御率3.67という数字を残しました。

2023年には初の完投・完封勝利を挙げ、日本シリーズにも出場しました。彼の目覚ましい活躍により、2024年は外国人選手としての開幕投手も務めることが決まりました。

選手としての特徴

スニードは、そのスピードが特徴的な投手であり、最速96.3mph（約155km/h）を記録します。主にカット気味の速球を使用し、カーブや縦のスライダー、カットボールも効果的に織り交ぜながら投球を行います。奪三振率も高く、相手打者に対して圧倒的な存在感を示しています。

人物

スニードは狩猟を趣味としており、特にシーズンオフにアラスカ州で過ごすことが多いとのこと。また、彼はドーナツを大好きとしており、日本ではミスタードーナツのファンで、家族と共にドーナツを楽しむことが夢だと話しています。さらに、彼はエチケットを重んじる選手であり、ファンとの交流を大切にし、常に紳士的な態度を心がけています。それに加えて、自認する「雨男」としての一面も持っています。

スニードの今後の活躍が楽しみです。

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