サウスウェーブ号

サウスウェーブ号のご紹介

サウスウェーブ号（サウスウェーブごう）は、千葉県千葉市と和歌山県和歌山市をつなぐ予約制の夜行高速バス路線です。このバスは、和歌山バスと成田空港交通の共同運行によって運行されています。

概要

このバス路線は、多くの観光地や主要な交通拠点と結ばれており、幕張新都心や東京ディズニーリゾート、東京都心、横浜といった都市と堺市、和歌山市を直通で結ぶという特長があります。特に、東京と大阪を起終点とせず、両都市の周辺都市同士を直接結ぶ形になっている点がユニークです。また、停留所も鉄道やバスとの乗り換えを重視して設定されていますが、大阪市には直接乗り入れない点に注意が必要です。運行は、京葉道路や首都高速道路湾岸線、東名高速道路などを経由し、効率的な移動を目指しています。

過去には、神奈川中央交通や南海電気鉄道、京成バス（後に成田空港交通に移管）もこの路線に関わっていました。

運行経路

サウスウェーブ号の運行経路は以下の通りです：

• - 海浜幕張駅
• - 西船橋駅
• - 東京ディズニーシー
• - 東京ディズニーランド
• - 京成上野駅
• - 横浜 (YCAT) ⇔ 堺東駅前
• - 堺駅前
• - 泉ヶ丘駅
• - JR和歌山駅
• - 南海和歌山市駅

最近では、海老名SA（和歌山方面行き）と香芝SA（千葉方面行き）での開放休憩も行われるようになりました。これにより、乗客は車外に出てリフレッシュすることができるようになっています。他のサービスエリアやパーキングエリアでの停車は、乗務員交代や車両点検を目的としています。

廃止された停留所

この路線には以前存在した停留所もあります。廃止された停留所には以下のものがあります：

• - 東京テレポート駅
• - 千葉中央駅
• - 町田バスセンター
• - 本厚木駅
• - 泉佐野駅前
• - 和歌山東急イン前

沿革

このバス路線の歴史は1989年にさかのぼります。初めて横浜 - 和歌山線が運行を開始し、当初は町田バスセンター経由でした。1991年には千葉 - 和歌山線の運行が始まり、京成電鉄と南海電気鉄道が共同運行を行いました。その後、1995年には横浜系統が泉北ニュータウンへの乗り入れを開始し、1998年に千葉系統と横浜系統の統合が行われました。さらに、2001年には東京ディズニーシー経由に変更され、多くの利用者がこのサービスを利用できるようになりました。

2009年には、京成バスが運行を子会社の成田空港交通に移管しました。これに伴い、快速運行の利便性が向上しました。また、2012年には新たにプレミアムシートを備えた車両が導入され、より快適な移動が可能となりました。

使用車両

サウスウェーブ号の運行には、原則として三菱ふそうのエアロエースハイデッカーを使用しています。成田空港交通の便では、日野のセレガハイデッカーが使用され、多客期には三菱ふそうのエアロバスも利用されます。このようにしっかりとした車両が運行されることで、長距離移動でも快適に過ごすことができます。

このように、サウスウェーブ号は魅力的な経路設定や快適な運行を実現しており、多くの利用者にとって便利な移動手段となっています。

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