サッシャ・ダーワン

サッシャ・ダーワン：多才なイングランドの俳優

サッシャ・ダーワン（Sacha Dhawan）は、1984年 5月1日にイギリスのグレーター・マンチェスターで生まれた俳優で、声優としても活動しています。彼は、演劇『The History Boys』やその映画版『ヒストリーボーイズ』を通じて広く認知されました。また、テレビドラマ『アイアン・フィスト』や『ドクター・フー』第12シリーズでの活躍によって、さらにその名を馳せています。

生い立ちと教育

ダーワンは、ブラムホールに住むインド系イギリス人の家庭に生まれました。彼の両親はパンジャーブ州のジャランダル出身です。幼少期から演技に対する情熱が芽生え、12歳で演技の道を歩み始めました。教育を受けたのはマンチェスターのレイン＝ジョンソン・シアター・スクールで、そこでの学びを経て、ストックポートにあるアクィナス・カレッジに進学しました。

ダーワンの演技キャリアは2004年から始まります。当初、アラン・ベネット作の舞台『The History Boys』においてアクタール役を演じ、その役が評価されてブロードウェイやシドニー、ウェリントン、さらには香港でも上演されることになりました。この舞台での経験が、彼のキャリアに大きな影響を与えました。さらに、彼はラジオ版や映画版においても同じ役で出演し、その演技力を多くの観客に印象付けました。

主な役柄と出演作品

サッシャ・ダーワンはさまざまなフィールドで活躍しており、主な出演作品には以下のようなものがあります。

映画

- 『ヒストリーボーイズ』（2006年） - アクタール役
- 『アフター・アース』（2013年） - パイロット役
- 『ミス・シェパードをお手本に』（2015年） - 医者役

テレビドラマ

- 『チャギントン』（2008年 - ） - エディ役
- 『ビーイング・ヒューマン』（2012年） - ピート役
- An Adventure in Space and Time（2013年） - ワリス・フセイン役
- 『セルフリッジ英国百貨店』（2014年） - ジミー・ディロン役
- 『24 TWENTY FOUR リブ・アナザー・デイ』（2014年） - Naveed Shabazz役
- 『UTOPIA -ユートピア-』（2014年） - ポール役
- 『SHERLOCK（シャーロック）』（2017年） - エイジェイ役
- 『アイアン・フィスト』（2017年 - 2018年） - ダヴォス役
- 『ドクター・フー』（2020年） - マスター役（「スパイフォール」などのエピソードでアピール）
- 『ドラキュラ伯爵』（2020年） - シャルマ役
- 『サンダーバード ARE GO』（2020年） - ステュー役
- 『THE GREAT 〜エカチェリーナの時々真実の物語〜』（2020年） - Orlov役

ゲーム

- 『Mass Effect: Andromeda』（2017年） - 追加の声
- 『LEGO マーベルスーパー・ヒーローズ 2 ザ・ゲーム』（2017年） - スティール・サーペント役
- 『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』（2018年） - ファーリス、追加の声

まとめ

サッシャ・ダーワンは多様なキャリアを築き上げてきた才能豊かな俳優です。彼の演技は舞台、映画、テレビで様々な役を通じて評価され、多くのファンに支持されています。特に『ドクター・フー』でのマスター役は、新たな一面を見せてくれる重要な役であり、その存在感は視聴者に深く印象を残しています。本格的な演技力と多才さを兼ね備えたダーワンは、今後のさらなる活躍が期待される俳優です。

もう一度検索