サバイイ島

サバイイ島は、南太平洋に位置するサモア独立国最大の島で、サモア諸島最大の火山島でもあります。ニュージーランドやハワイを除くと、ポリネシア地域で最大の島の一つに数えられます。かつてはチャタム島とも呼ばれていました。

この島は、海底から隆起した溶岩によって形成された玄武岩が大部分を占めています。東西は約77キロメートル、南北は約43キロメートルに広がり、総面積は1,708平方キロメートルに及びます。サバイイ島は活火山島であり、島の最高峰は標高1,858メートルのシリシリ山です。最近の火山活動としては、1911年にマタバヌ山が溶岩流を伴う噴火を起こした記録が残っています。

サバイイ島の人口は約5万人で、サモアのもう一つの主要な島であるウポル島と比較すると開発は控えめです。島内には、マオタ空港とアサウ空港の二つの空港があり、サレロロガ港とアサウ港が主要な港湾施設として機能しています。これらのインフラが、島内外へのアクセスを支えています。

島には、プレメレイ･マウンド、アロファアガの潮吹き穴、モソの足跡など、自然や歴史が作り出した名所が点在しています。また、かつては日付変更線からわずか32キロメートルの距離にあり、世界で最も西に位置すると言われたファレアルポ村もこの島にありました。しかし、2011年12月29日に、主要な取引先であるニュージーランドやオーストラリア、日本と日付を合わせるため、サモアが日付変更線の西側に移動した結果、ファレアルポ村は「世界で最も西」の称号を失いました。

19世紀前半には、サバイイ島はしばしばPolaという名前で呼ばれていました。

見どころ

プレメレイ･マウンド: 古代の遺跡であり、サモアの歴史を感じさせる場所です。
アロファアガの潮吹き穴: 海岸線に位置する自然の驚異で、波が打ち寄せると潮が吹き上がります。
モソの足跡: 伝説が残る場所で、自然が作り出した独特な地形が特徴です。

サバイイ島は、その豊かな自然と独自の文化が共存する魅力的な島です。手付かずの自然が多く残るこの島は、訪れる人々に静寂と平和を与えてくれます。

交通

マオタ空港: サバイイ島北部に位置する空港です。
アサウ空港: サバイイ島西部に位置する空港です。
サレロロガ港: サバイイ島東部の主要な港です。
* アサウ港: サバイイ島西部の港です。

サバイイ島は、その自然美と文化的な遺産によって、訪れる人々を魅了し続けるでしょう。

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