サム・ミッチェル

サム・ミッチェル

サミュエル・E・ミッチェル・ジュニア（Samuel E. Mitchell, Jr.、1963年9月2日 - ）は、アメリカ合衆国ジョージア州コロンバス出身のバスケットボール指導者であり、元NBA選手です。身長198cm、体重95kg。

選手としてのキャリア

1985年のNBAドラフトでヒューストン・ロケッツから3巡目（全体57位）で指名を受けましたが、プロとしてのキャリアはCBA（コンチネンタル・バスケットボール・アソシエーション）のウィスコンシン・フライヤーズでスタートしました。USBL（ユナイテッド・ステイツ・バスケットボール・リーグ）を含め、2シーズンをアメリカ国内でプレーした後、フランスに渡り2年間プレーしました。

1989年にミネソタ・ティンバーウルブズに入団し、念願のNBAデビューを果たしました。その後、インディアナ・ペイサーズで2シーズンを過ごし、計13シーズンに渡ってNBAでプレーした後、2002年に選手を引退しました。

NBAでの通算成績は以下の通りです。

得点: 8,636 (8.7 ppg)
アシスト: 1,089 (1.1 apg)
* リバウンド: 3,711 (3.7 rpg)

コーチとしてのキャリア

選手引退後、ミッチェルは指導者の道へ進みます。2002年から2シーズン、ミルウォーキー・バックスのアシスタントコーチを務めました。その後、トロント・ラプターズのヘッドコーチに就任し、4シーズンに渡ってチームを率いました。特に3シーズン目の2007年には、その手腕が評価され、NBA最優秀監督賞を受賞しました。

ラプターズ退団後は、ニュージャージー・ネッツ（現ブルックリン・ネッツ）とミネソタ・ティンバーウルブズでアシスタントコーチを歴任しました。2015-16シーズンには、ティンバーウルブズのヘッドコーチだったフリップ・ソーンダーズがシーズン直前に急逝したことを受け、暫定ヘッドコーチとしてチームを指揮しました。

当時、ティンバーウルブズにはアンドリュー・ウィギンス、ザック・ラヴィーン、カール＝アンソニー・タウンズといった若手有望株が多数在籍していましたが、ミッチェルは彼らをまとめ上げることができず、チームは29勝53敗という成績に終わりました。シーズン終了後、ミッチェルはティンバーウルブズのヘッドコーチを退任しました。

ヘッドコーチ成績

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