サヴォーニャ・ディゾンツォ

サヴォーニャ・ディゾンツォ（Savogna d'Isonzo）は、イタリア共和国フリウリ＝ヴェネツィア・ジュリア州ゴリツィア県に位置する基礎自治体（コムーネ）です。人口は約1,700人で、スロベニアとの国境に接しています。スロベニア語ではソヴォドニェ・オプ・ソチ（Sovodnje ob Soči）と呼ばれています。

地理

サヴォーニャ・ディゾンツォは、ゴリツィア県北東部に位置し、県都ゴリツィアから南西に約6km、州都トリエステからは北北西に約32kmの場所にあります。イゾンツォ川の左岸に位置し、ゴリツィア市と隣接しています。東側にはスロベニアとの国境が走っています。

隣接するコムーネは以下の通りです。

北：ゴリツィア
北東：ノヴァ・ゴリツァ（スロベニア）
南東：ミレン＝コスタニェヴィツァ（スロベニア）
南：ドベルド・デル・ラーゴ
南西：サグラード
西：ファッラ・ディゾンツォ

地形的には、コムーネ北部はヴィパーヴァ谷として知られるイゾンツォ川流域の平地が広がっています。南部はカルソ台地の台地上に位置しており、変化に富んだ景観が特徴です。イゾンツォ川がコムーネの北西を流れ、ヴィパッツォ川が中央部を西から東に蛇行しながらイゾンツォ川に合流しています。コムーネ南西部には、第一次世界大戦の激戦地として知られるサン・ミケーレ山があります。

気候

気候分類では、zona Eに属し、年間暖房度日（GG）は2275です。地震リスク階級は、zona 2（中程度の地震活動）に分類されています。

主要な集落

中心集落であるサヴォーニャ・ディゾンツォは、コムーネ北部に位置し、ゴリツィア市街地と連続しています。地名はスロベニア語で「合流」を意味する「sovodnje」に由来しており、ヴィパッツォ川がサヴォーニャの南西でイゾンツォ川に合流する地点を指しています。コムーネ中部には、ルパ、ペチ、ガブリア、カステル・ルッビアなどの集落がヴィパッツォ川沿いに点在しています。特にガブリアは、ヴィパッツォ谷とトリエステを結ぶドル谷の北の出口にあたります。コムーネ南部には、台地上にサン・ミケーレ・デル・カルソという集落があります。

社会

住民の多くはスロベニア人のエスニシティを持っています。

人口

人口は、2001年の国勢調査によると、中心集落（centro abitato）、居住核地区（nucleo abitato）、散在家屋（case sparse）に分かれて集計されています。

文化・観光

主な観光スポットとして、サン・マルティノ教会（Savogna）、ルッビア城、サン・ニコロ教会（Gabria）、Piazzetta di Gabriaなどがあります。また、スロベニアのシュコーフィア・ロカと姉妹都市提携を結んでいます。

交通

鉄道は、ウーディネ＝[[トリエステ線]]が利用できます。
道路は、高速道路RA17と国道SS55が整備されています。

サヴォーニャ・ディゾンツォは、歴史、文化、自然が融合した魅力的な地域です。スロベニアとの国境に位置することから、多様な文化が交差する場所でもあります。第一次世界大戦の激戦地であった歴史を伝えるサン・ミケーレ山は、歴史ファンにとっても興味深い場所です。また、イゾンツォ川とヴィパッツォ川が作り出す美しい景観は、訪れる人々を魅了します。

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