サール・ベイリー

サール・リー・ベイリーのプロフィール

サール・リー・ベイリー（Thurl Lee Bailey, 1961年4月7日生まれ）は、アメリカ合衆国の元プロバスケットボール選手です。彼は身長211cm、体重97kgという恵まれた体格を持ち、主にパワーフォワードやスモールフォワードとして活躍しました。ベイリーは、そのキャリアを通じて、技術とフィジカルの両方を兼ね備えた選手として多くのファンに愛されました。

経歴

ベイリーのキャリアは、1983年にノースカロライナ州立大学での活躍から始まります。この年、彼は大学のチームをNCAAトーナメントでの優勝に導き、一躍注目の存在となりました。その後、彼は同年のNBAドラフトで全体7位としてユタ・ジャズに指名され、プロとしての第一歩を踏み出しました。

NBAに入団した初年度から、ベイリーは印象的なパフォーマンスを披露し、平均8.5得点でオールルーキー1stチームに選ばれました。彼は80年代後半から90年代初頭にかけて、ユタ・ジャズの主力選手として活躍し、カール・マローン、ジョン・ストックトン、マーク・イートンといった偉大な選手たちと共にチームを支えました。特に1988年から1990年にかけては、2年連続で平均19得点を超える結果を残し、チームの勝利に貢献しました。

ベイリーはユタ・ジャズで8シーズン半を過ごし、その間に得点、リバウンド、ブロックなどの面で球団史上トップ10の成績を残しました。1991年には、タイロン・コービンとのトレードによってミネソタ・ティンバーウルブズに移籍し、1994年まで在籍。その後、彼はギリシャやイタリアのプロリーグでプレーし、最終的には古巣であるユタ・ジャズに復帰して43試合に出場。1999年に彼は正式に現役を引退しました。

彼のNBAキャリアを通じての成績は、928試合に出場し、総得点11,834点、リバウンド4,718本、平均得点は12.8点、平均リバウンドは5.1本という立派なものでした。

社会貢献とその後の活動

ベイリーは現役時代から社会貢献活動に熱心に取り組んでおり、1989年にはJ・ウォルター・ケネディ市民賞を受賞するなど、その影響力を活かしてコミュニティに貢献しました。引退後も彼は、バスケットボールアナリストや俳優、シンガーソングライターとして多彩なジャンルで活躍しています。彼のキャリアは、単にスポーツの世界にとどまらず、エンターテイメントや社会貢献の分野でも続いています。

関連項目

• - ユタ・ジャズのチーム記録

ベイリーの存在は、ユタ・ジャズにとっても大きな業績を残しており、多くのファンの心に残る選手です。彼のキャリアや活動を通じて、今もなお多くの人々に影響を与え続けています。

もう一度検索