ザック・コリンズ

ザック・コリンズ：苦難を乗り越え、ブルズで輝きを放つビッグマン

ザック・コリンズ（Zach Collins）は、1997年11月19日、アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス出身のプロバスケットボール選手です。現在はNBAのシカゴ・ブルズに所属し、センターまたはパワーフォワードとして活躍しています。

ハイスクール・カレッジ時代

ビショップ・ゴーマン高校時代には、チームを州王者4連覇に導く原動力となりました。ゴンザガ大学に進学後は、ベンチプレイヤーとしてチームを支え、39試合に出場。平均10.0得点、5.9リバウンドの成績を残し、NCAA準優勝に大きく貢献しました。大学での活躍は1シーズンのみで、2017年のNBAドラフトにアーリーエントリーしました。

NBAでのキャリア

ポートランド・トレイルブレイザーズ

2017年のNBAドラフトで、コリンズは1巡目全体10位でサクラメント・キングスから指名されました。その後、ポートランド・トレイルブレイザーズが1巡目全体20位で指名したハリー・ジャイルズとのトレードが成立し、トレイルブレイザーズの一員となりました。しかし、NBAでのキャリアは決して順風満帆ではありませんでした。左肩や左足首の度重なる手術により、長期離脱を余儀なくされました。

サンアントニオ・スパーズ

2021年8月11日、サンアントニオ・スパーズと契約。Gリーグでの調整を経て、2022年1月17日のリオグランデバレー・バイパーズ戦で復帰を果たしました。2023年2月10日のデトロイト・ピストンズ戦では、キャリアハイとなる29得点を記録するなど、才能の片鱗を見せました。同年10月には、スパーズと2年総額3,500万ドルの契約延長に合意しましたが、2024年4月14日のシーズン最終戦で右肩を脱臼する怪我を負い、再び手術を受けることとなりました。

シカゴ・ブルズ

2025年2月3日、スパーズ、シカゴ・ブルズ、サクラメント・キングスによる3チーム間のトレードで、ケビン・ハーター、トレ・ジョーンズ、ドラフト1巡目指名権と共にシカゴ・ブルズへ移籍しました。新たなチームで、コリンズは怪我からの完全復活を目指し、その才能を再び開花させようとしています。

ザック・コリンズは、その恵まれた体格とスキルで、インサイドでの得点やリバウンドでチームに貢献できる選手です。度重なる怪我を乗り越え、シカゴ・ブルズでどのような活躍を見せてくれるのか、今後の彼のプレーに注目が集まります。

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