ザ・ゲッタウェイ (アルバム)

『ザ・ゲッタウェイ』（The Getaway）は、レッド・ホット・チリ・ペッパーズが2016年6月17日に発表した11枚目のスタジオ・アルバムです。ワーナー・ブラザース・レコードから発売され、前作『I'm With You』から約5年ぶりのアルバムとなりました。

今作では、バンドの長年のコラボレーターであったリック・ルービンに代わり、デンジャー・マウスをプロデューサーに迎えたことが大きな話題となりました。デンジャー・マウスは、グラミー賞の「Producer Of The Year, Non-Classical」を受賞している実力派プロデューサーであり、彼の起用はバンドにとって新たな音楽性の探求を意味しました。また、ミックスはベック、レディオヘッド、R.E.M.など、数々の著名アーティストを手がけてきたナイジェル・ゴッドリッチが担当し、サウンド面でも新たな試みがなされています。

アルバムには、以下のような楽曲が収録されています。

1. ザ・ゲッタウェイ - The Getaway -（4:10）
2. ダーク・ネセシティーズ - Dark Necessities -（5:02）
3. ウィ・ターン・レッド - We Turn Red -（3:20）
4. ザ・ロンゲスト・ウエーヴ - The Longest Wave -（3:31）
5. グッドバイ・エンジェルス - Goodbye Angels -（4:29）
6. シック・ラヴ - Sick Love -（3:41）
7. ゴー・ロボット - Go Robot -（4:24）
8. フィースティング・オン・ザ・フラワーズ - Feasting on the Flowers -（3:23）
9. デトロイト - Detroit -（3:47）
10. ジス・タイコンデロガ - This Ticonderoga -（3:35）
11. アンコール - Encore -（4:11）
12. ザ・ハンター - The Hunter -（4:00）
13. ドリームス・オブ・ア・サムライ - Dreams of a Samurai -（6:09）

アルバムには、アンソニー・キーディス（ボーカル）、フリー（ベース、ピアノ、コーラス、トランペット）、チャド・スミス（ドラム、パーカッション）、ジョシュ・クリングホッファー（ギター、コーラス、ベース、ピアノ）といったメンバーが参加しています。

『ザ・ゲッタウェイ』は、レッド・ホット・チリ・ペッパーズにとって新たな挑戦が詰まった作品であり、彼らの音楽性の幅広さを改めて感じさせる一枚です。長年のファンはもちろん、新しい音楽を求めるリスナーにとっても聴き応えのあるアルバムと言えるでしょう。

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