ザ・バッド・ボーイズ

ザ・バッド・ボーイズ：伝説のビートルズ・コピーバンドの軌跡

ザ・バッド・ボーイズは、1970年代に日本の音楽シーンに登場したロックバンドです。廣田龍人と清水仁を中心に結成され、ビートルズのコピーバンドとしてその名を知られました。しかし、彼らの魅力は単なるコピーに留まらず、独自の音楽性も追求した点にあります。

結成と初期の活動

廣田龍人と清水仁は、大阪市立鶴見橋中学校で出会い、共にバンド活動を開始しました。1969年、廣田（ジョン・レノン役）、清水（ポール・マッカートニー役）に加え、川端孝博（ジョージ・ハリスン役）、城間正博（リンゴ・スター役）が加わり、ザ・バッド・ボーイズとしての活動を本格化させます。バンド名は、ビートルズがレパートリーとして演奏していたラリー・ウィリアムズの楽曲「バッド・ボーイ」に由来します。

デビューと活動

1973年5月、ザ・バッド・ボーイズは上京し、同年10月にはデビュー・アルバム『MEET THE BAD BOYS』をリリースしました。このアルバムは、ビートルズの日本独自編集アルバム『ビートルズ!』を完全コピーしたもので、その完成度の高さが話題を呼びました。また、同時期に、岡本おさみ作詞、吉田拓郎作曲によるデビュー・シングル「ビートルズが教えてくれた」も発表し、幅広い層にアピールしました。

その後も精力的に活動を続けましたが、1976年に清水仁がオフコースへ参加するために脱退。バンドとしての活動は一時途絶えることになります。

清水仁のオフコース参加、そして再会

清水仁がオフコースに参加して2年後の1978年12月、オフコースのドラマー大間ジローが急病のため一時的にグループを離脱。その間、城間正博が代役としてライブなどで演奏しました。そして、2016年11月30日、赤坂グラフティで行われた廣田龍人のソロライブに、清水仁がベースとして参加。バッド・ボーイズの幻のオリジナル曲「渚のふたり」を演奏し、アンコールでは城間正博もステージに上がりドラムを叩きました。廣田、清水、城間の3人が同じステージで演奏するのは、1989年12月のジョン・レノン追悼ライブ以来、実に27年ぶりのことでした。

ディスコグラフィー

シングル
ビートルズが教えてくれた（1973年）
僕と踊ろう（1975年）
アルバム
MEET THE BAD BOYS（1973年）
ウィズアウト・ザ・ビートルズ
*エレクトリック・ナッツ・メロウ・ストリングド・カルテット名義


ザ・バッド・ボーイズは、ビートルズのコピーバンドとして出発しましたが、その音楽性はそれだけに留まらず、オリジナル楽曲の制作やメンバーの個性的な活動を通じて、独自の魅力を放ちました。彼らの音楽は、日本のロック史においても特筆すべき足跡を残しています。

外部リンク

ビートルズ完全コピーバンドTHE BADBOYS 日本の音楽史にその足跡を残す! - 廣田龍人公認のファンサイトにおける記述'>夢のビートルズ完全コピーバンドTHE BADBOYS 日本の音楽史にその足跡を残す! - 廣田龍人公認のファンサイトにおける記述

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