大間ジロー

大間ジローについて

基本情報
大間ジロー（本名：大間仁世）は1954年5月14日に秋田県で生まれた、日本を代表するドラマー兼音楽プロデューサーです。彼は、オフコースの元メンバーとして知られ、普段は「ジロー」という名で活動していますが、作詞・作曲の際には本名を名乗っています。特にカノウプスのドラムセットを愛用し、165cmの身長を生かして独特のパフォーマンスを展開しています。

幼少期からの経歴

大間ジローは一人っ子として裕福な家庭に生まれましたが、父の死をきっかけに生活が一変します。その後、母の支えを受けながら成長し、音楽に対する情熱を育んでいきました。小学校時代には鼓笛隊で中太鼓のリーダーを務め、中学校では吹奏楽部での演奏を通じて音楽の世界にのめり込んでいきます。

さらに、高校では本格的にバンド活動を開始し、レッド・ツェッペリンやグランド・ファンク・レイルロードなどに影響を受けるようになりました。高校3年生のとき、同級生の松尾一彦と共に「ザ・ジャネット」というバンドを結成し、プロデューサーの武藤敏史のもとで1974年にデビュー。シングルを4枚発表しますが、1976年に解散することになります。この際に名付けられた「ジロー」という名前は、俳優の大辻伺郎に似ていることから由来していると言われています。

オフコースとの出会い

ジャネット解散後、武藤の紹介でオフコースとの接点を持つこととなります。彼はオフコースの音楽に初めて触れた際、「軟弱そう」と思っていたものの、後に「眠れぬ夜」や「ワインの匂い」を聴いて好印象を抱くようになりました。1979年には正式にオフコースのメンバーとして加入し、大間の力強いドラムソロが名物となりました。

その後、オフコースは1989年に解散。大間はドラマーとして多様なアーティストと共演する傍ら、音楽プロデューサーとしての道も歩み始めます。故郷の秋田県を拠点に、地域のイベントにも参加し、音楽の振興に貢献しています。

音楽活動とプロデューサーとしての歩み

1995年からは、秋田を基盤に活動を再開し、FM秋田でパーソナリティを務めるなど地元にも密着した形で音楽活動を続けています。また、アマチュアバンド音楽祭のプロデュースやリレーエッセーの執筆も手掛けるなど、多岐にわたる活動を展開中です。

音楽に対しては妥協がなく、オフコース時代には先輩にも意見を述べていたといいます。そのため、今もA.B.Cのメンバーから「大間先生」と呼ばれ慕われています。また、オフコースに関するファンイベントにも積極的に参加し、彼の音楽への情熱は今もなお多くの人々に感動を与えています。

現在の活動

2003年には津軽三味線と打楽器ユニット「天地人」を結成し、地元のルーツを尊重した新しい音楽に挑戦しています。天地人として、ジャズ、ロック、民謡を融合させた音楽性を追求し続けており、2016年には「Soul & Beat TEN-CHI-JIN」と改名し、国内外で活動を拡大しています。

さらに、大間ジローはA.B.Cのメンバーとも協力しており、ビートルズの楽曲をアコースティックスタイルで演奏するなど、音楽の原点に立ち返る試みも行っています。また、音楽の力で人々に元気を届けることをモットーに、積極的にイベントに参加し、地元の環境と調和しながら活動を続けています。

大間ジローは、音楽を通じて感謝の気持ちを表現し、相対するものの調和を大切にするアーティストです。彼の活動は、今後も多くの人々に影響を与え続けることでしょう。

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