ザ・パック

ザ・パック株式会社の概要

ザ・パック株式会社（The Pack Corporation）は、大阪市北区に本社を置く日本の大手パッケージメーカーです。主に商業包装用の紙袋を中心に、さまざまな包装資材を取り扱っており、国内において紙袋市場でのシェアはトップクラスです。売上高は約977億円に達し、その事業は「紙加工品事業」、「化成品事業」及び「その他事業」の3つに分かれています。

事業セグメント

1. 紙加工品事業：このセグメントは、紙袋、紙器、段ボールなどを扱い、全売上高の約60%を占めています。
2. 化成品事業：衛生用紙類やおむつ、ナプキンなどの製品を提供しており、こちらは売上高の約20%を占めています。
3. その他事業：他の多様な関連事業がこのカテゴリーに含まれており、売上高の約20%を占めています。

また、ザ・パックは総合商社の双日株式会社との関係が長く、旧ニチメン時代から深い連携を保っています。

主要な事業所

本社は大阪府大阪市東成区に位置していますが、2019年から2023年までは本社の建て替えに伴い、大阪市北区のOAPタワー20階に移転していました。その他の主要拠点には、東京本部、全国に展開されている支社（北海道、東北、関東、横浜、名古屋、京都、神戸、岡山、広島、四国、福岡）や工場（茨城、埼玉、奈良、大阪）が含まれています。

ザ・パックは、包装の専門知識を活かし、取引先のみに公開される包装資料館を東京および大阪に設けています。これにより、顧客へのサービス向上を図っています。

沿革

ザ・パック株式会社の起源は1878年（明治11年）に遡ります。1952年には日本ケース株式会社を設立、1983年には現在の名称に変更しました。その後、1991年に大阪証券取引所2部に上場し、2001年には東京証券取引所にも上場を果たします。そして、2003年には両市場で1部へ指定替えが行われました。

関係会社

ザ・パックは、様々な関連会社を展開しており、株式会社ザ・ニコルスや株式会社京浜特殊印刷をはじめ、日幸印刷株式会社、株式会社パックタケヤマなどがあります。また国外にも、ザ・パックアメリカコーポレーションや特百嘉包装品貿易（上海）有限公司などを持ち、グローバルにビジネスを展開しています。

このように、ザ・パック株式会社は国内外での影響力を持ちながら、包装業界における革新と成長を追求し続けています。多様な事業セグメントを有する同社は、今後の市場で更なる展開を目指しています。

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