アルバム『ザ・ベリー・ベスト』の概要
セリーヌ・ディオンによるベスト
アルバム『ザ・ベリー・ベスト』(英: All the Way… A Decade of Song)は、
1999年11月12日にリリースされた作品で、彼女のキャリア26枚目、そして
英語の
アルバムとしては7枚目となります。この
アルバムは記録的な成功を収め、全世界での総売上は2200万枚を超え、音楽史上最も売れたベスト
アルバムの一つとして名を刻んでいます。
『ザ・ベリー・ベスト』には、ディオンの代表的なヒット曲に加えて、7曲の新曲が収められています。新曲の中でも特に注目されるのは、「
ザッツ・ザ・ウェイ・イット・イズ」と呼ばれる曲で、これはブリトニー・スピアーズや
バックストリート・ボーイズ、
イン・シンクなどの楽曲を手掛けたクリエイティブチームによって制作されました。
この
アルバム発売の直後、
1999年11月下旬には
CBSで特別番組が放送され、ディオンはゲストに
グロリア・エステファンを迎えてパフォーマンスを披露し、
イン・シンクとのコラボレーションも行いました。この特別なイベントは多くのファンの記憶に残っています。
休止と復帰
ディオンは、この
アルバムのリリースをきっかけに2000年1月1日から2年間の活動休止に入ります。この休止期間中にも、彼女の凄まじい人気は衰えることなく、2000年後半には
ワールド・ミュージック・アワードで「最も売れた女性ポップアーティスト賞」を受賞するなど顕著な成績を残します。また、第14回
日本ゴールドディスク大賞ではアーティスト・オブ・ザ・イヤー、ポップ・
アルバム・オブ・ザ・イヤーというタイトルを手にしました。さらに、2001年1月には
アメリカン・ミュージック・アワードのアダルト・コンテンポラリー部門でアーティスト賞を受賞しました。
その後のリリース
2001年には『ザ・ベリー・ベスト』の
DVD版として『ザ・ベリー・ベスト〜ビデオ・コレクション』が登場し、これは11のヒット曲と7つの新曲のミュージックビデオやライブ映像を収録した作品です。
この
アルバムは、その後も再リリースが行われ、2003年には
Super Audio CDとして
英語圏およびヨーロッパで販売されました。また、日本では2006年8月にも再リリースされています。2003年9月にはCDと
DVDがセットになった2枚組も登場し、さらには2008年4月にはスリップケース仕様として発売され、一部地域でも流通しました。
収録曲
アルバムには数多くの人気楽曲が収められており、各トラックはディオンの名声を強調するものとなっています。
総じて、『ザ・ベリー・ベスト』は
セリーヌ・ディオンの豊かな音楽キャリアを振り返る重要な作品であり、多くのファンに愛され続けています。