ザ・対決!

『ザ・対決!』の概要

『ザ・対決!』は、1985年4月から9月までフジテレビ系列で放送されたクイズ番組です。この番組は、フジテレビとキネマ東京が共同制作したもので、毎週土曜の19:00から19:54まで放送されました。

番組の成り立ち

この番組は、元々『火曜ワイドスペシャル』の一企画から派生し、視聴率が好調であったことからレギュラー化されました。また、前の番組である『ザ!地球どんぶり』の終了後、その穴を埋める役割も果たしていました。オープニングでは「勘と推理で大予想、ザ・対決!」というフレーズが用いられ、視聴者の期待感を高める演出がなされていました。

ゲームの仕組み

解答者は4人の芸能人で構成され、彼らはVTRで流れる一般人の競技内容を観察します。その後、勝者がどちらかを予想し、2択で解答を行います。正解すると、解答者が座っているゴンドラ状のシートが一段ずつ上昇します。一方、不正解の場合、シートが一段下降し、ドクロのマークが付けられます。このドクロが4つに達すると、その解答者は失格となり、シートとともに退場させられてしまうという厳しいルールがありました。

また、シートの位置が最も高かった解答者は「大予想チャンピオン」として認定され、豪華賞品を獲得するためのゲームに挑戦することができます。このゲームでは、「雷神」と「風神」という2つの選択肢の中から1つを選び、その中の1つが豪華賞品で、もう1つが粗品という内容でした。

リニューアルと放送終了

『ザ・対決!』は、半年間放送されましたが、その後『本気でライバル』というタイトルに変更され、金曜19:00枠に移動しました。番組の終了には様々な理由がありましたが、その内容やルールは多くの視聴者にとって新鮮で楽しさを提供していました。

出演者

番組の司会には土居まさる、松居直美、三笑亭夢之助、増田けい子が起用されました。また、解答者としては斉藤ゆう子、汀夏子、大屋政子、板東英二、桂朝丸、西川のりおなど、多彩なメンバーが出演しました。

特に、土居まさるが土曜19時枠の番組の司会を担当するのは14年半ぶりであり、彼の存在は番組の魅力の一つとなっていました。

特徴的な演出

解答者席がゴンドラ状に変更されたのは第2回のスペシャル回からであり、第1回では間違えると解答者席が60度後ろを向き、正解すると60度前を向くという演出が施されていました。このため、解答者が多く間違えることで背中を向けるという独特な体験を味わうことができたのです。

また、ファンファーレなどのBGMには、同系列局で放送されていた『とんでも戦士ムテキング』の音楽が使用されており、視聴者に親しみやすさを提供していました。これにより、番組はより盛り上がりを見せ、多くのファンに愛された作品となりました。

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