シェイドン・シャープ

シェイドン・シャープ

シェイドン・シャープ（Shaedon Sharpe, 2003年5月30日 - ）は、カナダのオンタリオ州ロンドン出身のプロバスケットボール選手。NBAのポートランド・トレイルブレイザーズに所属しており、ポジションはシューティングガードです。

経歴

ハイスクール

シャープは、地元カナダのH・B・ビール・セカンダリースクールに進学後、その才能を開花させます。1年目のシーズンを終えると、更なる成長を求めてアメリカ合衆国へ渡り、サンライズ・クリスチャンアカデミーに転校。さらに2年目のシーズン後には、ドリームシティ・クリスチャンスクールへ転校し、3年目のシーズンには平均21.4得点・6リバウンドという目覚ましい成績を記録しました。

リクルート

その活躍ぶりから、ESPN、247スポーツ、ライバルズといった主要な評価サイトから軒並み5つ星評価を獲得。各サイトが作成した同世代の高校生ランキングでは、全体1位にランクインし、世代最高の選手として注目を集めました。当初は無名の存在でしたが、高校4年目のシーズンに参加したナイキ・EYBLでの圧倒的なパフォーマンスが評価を急上昇させる要因となりました。そして2021年9月4日、カンザス大学やNBAGリーグなどからの熱烈なオファーを断り、卒業を1年早めて名門ケンタッキー大学への進学を表明。ESPNのランキングでトップ5以内にランクインした新人が同大学に入学するのは2016年のバム・アデバヨ以来であり、全体1位の選手に限れば2012年のナーレンズ・ノエル以来という快挙でした。

カレッジ

ケンタッキー大学での1年目となる2021-22シーズンは、開幕から欠場が続きます。そして2022年2月7日、ヘッドコーチのジョン・カリパリから、そのシーズンは試合に出場しないことが発表されました。大学で1試合も出場することなく、シーズン終了後には2022年のNBAドラフトへアーリーエントリーという異例の決断を下しました。

ポートランド・トレイルブレイザーズ

2022年6月23日に行われたドラフトにて、ポートランド・トレイルブレイザーズから1巡目全体7位で指名を受け、プロの世界へと足を踏み入れました。2022年10月1日には、ブレイザーズとの契約に正式に合意。ドラフト後に出場したサマーリーグでは、初戦で左肩を負傷し、残りの試合を欠場しました。しかし、2022年10月19日のサクラメント・キングス戦でNBAデビューを飾り、12得点を記録。チームも115-108で勝利しました。2023年3月29日のサクラメント・キングス戦では、キャリアハイとなる30得点に加えて7リバウンド、7アシストを記録しましたが、チームは80-120で敗れています。なお、ティーンエイジャーが1試合で30得点、7リバウンド、7アシスト以上を記録したのは、レブロン・ジェームズ、ケビン・デュラント、ルカ・ドンチッチに次いで史上4人目という記録となりました。

シェイドン・シャープは、将来を嘱望される若手シューティングガードとして、今後の活躍が期待されています。

NBA

レギュラーシーズン

外部リンク

選手の通算成績と情報 NBA
NBA日本
Basketball-Reference
ESPN
Eurobasket
RealGM
Kentucky Wildcats bio

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