シェリー・マルティネス

シェリー・マルティネス (Shelly Leonor Martinez)

シェリー・マルティネスは、1980年2月9日生まれのアメリカ合衆国の元プロレスラーで、カリフォルニア州チノ出身です。彼女は、アリエルやサリーナスというリングネームでも知られており、そのキャリアは多岐にわたります。マルティネスは、モデルとしての活動からプロレスに転身し、注目を集めていきました。

来歴

彼女はプロレスラーとしてのキャリアを始める前にモデル業に従事していました。インディーズ映画に出演している際にプロレス関係者と出会い、プロレスラーへの道を選びました。2年半のトレーニングを経て、2000年に「デザイア」の名前でプロレスデビューを果たしました。その後、南カリフォルニアの団体、RPW、EWF、UPWなどで活動し、特に2002年にはWEWでメルセデス・マルチネスとの抗争が話題となりました。

2005年4月、WWEとディベロップメント契約を結び、OVWで「シェリー」としての活動を開始しました。エロティックなキャラクターで、ベス・フェニックスのマネージャーとしても活動し、アレクシス・レイリーとの抗争も展開しました。しかし、2006年2月からはSmackDown!でポール・バーチルのマネージャーとして登場するも、目立った活躍はできず、再度OVWに降格しました。

同年には新たに設立されたECWで、タロット占いをテーマにしたキャラクター「アリエル」として登場し、吸血鬼的なギミックのケビン・ソーンのマネージャーを務めました。彼女のゴシック・ファッションと派手なパフォーマンスは観客を魅了し、試合内ではフランシーンやケリー・ケリーとのキャットファイトも展開しました。2006年12月にはPPV「December to Dismember」でソーンとタッグを組んで勝利を収めるなど、充実した活動を続けました。

2007年にはソーンと共にニュー・ブリードに参加しましたが、その後のWrestleMania 23での試合の結果から離脱。5月にはWWEを解雇されました。以降、TNAに移籍し、マスクを被ってLAXのメンバーとして活動を開始。2008年にはPPV「Final Resolution」で素顔が明らかになり、サリーナスとして正式にLAXの一員となります。

TNAでの出番は多く、ジャッキー・ムーアとの抗争やPPVでのノックアウト・バトルロイヤルで活躍するも、2009年にはオーサム・コングとの試合を最後に解雇されました。その後はメキシコの団体CMLLで活動し、2011年にはOVWに戻ることを望みましたが実現には至りませんでした。2012年には古巣のRPWで試合に出場し、JCWではアンバー・オニールと対戦して勝利を収めています。

その他の活動

プロレスラーとしての活動に加えて、シェリーはハリウッドの公式特派員やホステスとしても活躍。医療大麻の推進や動物愛護の活動にも積極的です。

得意技と入場曲

彼女のフィニッシャーには「シェリーショック」や「チョークホールド・STO」などがあり、入場曲はTNA時代に「Dawgz」、WWE時代に「Mi Destrojero」を使用していました。

獲得タイトル

シェリー・マルティネスは、EWFタッグチーム王座を1回獲得しており、彼女のキャリアにとって重要な成果となっています。

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