シェーン (お笑い)

シェーン!（Shane）について

シェーン!は、かつてワタナベエンターテインメントで活動していた日本のお笑いコンビで、2000年6月に結成され、2013年10月31日に解散しました。初期は「核」（コア）という名称で知られており、その後カタカナの「コア」に改名。しかし、更に改名を重ねた結果、最終的に「シェーン!」となりました。

メンバー紹介

梶本 貴史（かじもと たかふみ）

梶本はツッコミ担当で、1977年生まれの徳島県徳島市出身です。身長171cm、体重58kgと、すっきりした体型をしています。彼は大阪NSCの17期生として入学しましたが、3ヶ月で辞めています。かつては「セブンブリッジ」というコンビも組んでいた彼は、読売ジャイアンツのファンで、NSC同期の小峠英二と共にトークライブを開催していました。千原せいじとも親しい仲であり、コンビの末期にはネタ中にメガネをかけていました。芸人引退後は、キャバクラに転職し、2016年時点では東京都内のキャバクラ運営会社の代表取締役に就任しています。

吉井 崇（よしい たかし）

吉井はボケ担当で、1975年生まれの奈良県大和高田市出身です。身長169cm、体重55kgの彼も、大阪NSC17期生でした。以前は「ショットガン」というコンビで活動していた吉井は、バツイチで、「吉井軍団」という、事務所内で最も大きいが最も弱い軍団のリーダーを務めています。彼のネタは特徴的で、和泉元彌に似ていると言われることもあります。現在は野方で油そば屋「麺処 六伍郎」を経営しています。

来歴

シェーン!の二人は、結成当初、互いに元暴走族であった経歴を持ち、梶本は暴走族『聖夜』の総長を務め、吉井は『魔女卵』のメンバーでした。2005年の第5回M-1グランプリでは準決勝まで進出。約10年間にわたり、TBSテレビの『日立 世界・ふしぎ発見!』で前説を担当しており、累計480回以上の出演を果たしました。

主なネタとしては、梶本が吉井に対して友人や芸人の話題を振り、吉井が「知らない」と否定するスキットがあり、最終的には梶本が怒るという流れが常でした。特に離婚ネタは定番となっており、観客に対してさりげなくフォールサインを送る形式が印象的でした。

2012年には、名前を「シェーン!」に変更。この名称は、黒柳徹子の提案に基づいていますが、最終的には運命の悪さによって二度の改名を余儀なくされました。しかし、これを機に一度もブレイクすることなく、2013年に解散を余儀なくされる運命をたどりました。彼らの解散発表では、「漫才に憧れてきた」と振り返りつつも、自己の弱さを認め、潔くけじめをつけた姿勢が印象的です。

主な出演番組

シェーン!は多くのテレビ番組にも登場しており、特に『エンタの神様』では独特のキャッチコピー「ツッパリの核分裂」を持ちながら、観客を楽しませました。ネタのスタイルは、梶本が話す度に吉井がそれにツッコミを入れる形式が特徴でした。また、NHK総合の「爆笑オンエアバトル」や「爆笑トライアウト」でも挑戦し、彼らの芸風が多くの視聴者に受け入れられました。その他、さまざまなお笑い番組でもレギュラーとして活躍し、DVDも発売されています。

シェーン!はそのユニークなキャラクターとエピソードで、多くのファンの心に残る存在となりました。

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