シオネ・マウ

シオネ・シメ・マウ

プロフィール

シオネ・シメ・マウ（Sione Sime Mau）は、2002年4月10日にトンガで生まれたラグビーユニオン選手です。現在、ジャパンラグビーリーグワンに加盟するコベルコ神戸スティーラーズの一員としてプレーしています。

経歴

高校時代

日本でのラグビーキャリアは、高知中央高等学校でスタートしました。在学中の2019年には、U17四国選抜の一員として、全国の高校生合同チームが集まる「第15回全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会（KOBELCO CUP）」に出場する機会を得ました。この大会では主にナンバーエイト（No.8）としてグラウンドに立ちましたが、高校での3年間を通して、チームが全国高等学校ラグビーフットボール大会（花園）への出場権を獲得することは叶いませんでした。

大学時代

高校卒業後、2021年にラグビー強豪校として知られる大阪体育大学へ進学しました。大学でのプレーを通じて、彼は新たな可能性を追求します。特に2年次に、それまで務めていたナンバーエイトから、フォワードの最前列を担うフッカー（HO）へとポジションを変更しました。この転向は、彼のプレーの幅を広げ、その後のキャリアに大きな影響を与えましたと考えられます。

大学在学中の2022年6月11日には、ジャパンラグビーチャリティーマッチ2022という特別な試合に、「トンガサムライXV（フィフティーン）」のメンバーとして参加しました。この試合は、トンガにルーツを持つ選手たちによって編成されたチームと、日本選抜チームである「エマージングブロッサムズ」との間で行われました。このチャリティーマッチは、同年1月15日に発生したトンガの海底火山噴火によって被災した方々への復興支援を目的として開催されたものであり、彼はその意義深い一戦でプレーする経験を積みました。

プロキャリアへ

大学での活躍が認められ、シオネ・シメ・マウ選手は大学卒業を前にして、プロフェッショナルとしてのキャリアを歩むことを決意しました。2025年1月24日、彼はジャパンラグビーリーグワンに所属するコベルコ神戸スティーラーズへ、アーリーエントリー制度を利用して加入することが公式に発表されました。これは、卒業を待たずにシーズン途中の登録が可能となる制度であり、チームからの将来への期待の大きさがうかがえます。そして、同年3月には大阪体育大学を卒業し、本格的にプロ選手としての活動を開始することになります。

高知での高校生活、大阪での大学生活を経て、ポジション転向という大きな変化を経験しながら成長してきたシオネ・シメ・マウ選手。コベルコ神戸スティーラーズでの今後の活躍が期待されています。

関連項目

コベルコ神戸スティーラーズ
大阪体育大学ラグビー部
高知中央高等学校

外部リンク

シオネ・マウ - RUGBY DATABASE

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