シジェーダ

シジェーダ：ガリシアの豊かな自然と歴史が息づく町

シジェーダは、スペイン北西部、ガリシア州のポンテベドラ県に位置する自治体です。コマルカ・デ・デサに属し、トラスデサという別名でも知られています。面積は約168平方キロメートル、2012年の人口は約9,074人で、33の教区、250の集落に人々が暮らしています。

地理

シジェーダはポンテベドラ県の東北部に位置し、カンダン山、チャモール山、サン・セバスティアン・デ・メーデ山などの山々と、ウジャ川、デサ川などの清流に囲まれた自然豊かな地域です。北はボケイションとビラ・デ・クルセス、東はラリン、南はフォルカレイ、西はア・エストラーダと隣接しています。

特徴

シジェーダには、セマーナ・ベルデ・デ・ガリシア（ガリシア緑の週間）を開催するガリシア・インターナショナル・フェアの事務局が置かれています。また、ガリシア語を話す人が多く、2001年の調査では自治体人口の98.24％がガリシア語を話すとされています。

交通

シジェーダは交通の便が良い地域です。オウレンセとサンティアゴ・デ・コンポステーラを結ぶ国道525号線（N-525）が通り、州都サンティアゴからは約40kmの距離に位置しています。また、ガリシア中央高速道（AP-53またはAG-53）も利用できます。

歴史的建造物

シジェーダには、歴史を感じさせる魅力的な建造物が数多く残っています。

サン・ロウレンソ・デ・カルボエイロ修道院：デサ川のほとりに佇む、10世紀にベネディクト会によって建てられた修道院。
サンタ・マリーア・デ・アバーデス教会：17世紀に建てられたバロック様式の教会。
旧アバーデス教区教会：10世紀のロマネスク様式の教会。
サン・ペドロ・デ・アンセミル教会：中世の修道院の中に設けられたロマネスク教会。

政治

シジェーダでは、伝統的にガリシア国民党が強い支持を得ていましたが、近年は政治状況に変化が見られます。2007年にはガリシア社会党との連立政権が成立し、首長の座を失いました。その後、連立は解消され、2009年にはガリシア国民党が首長の座を奪還しました。
現在の自治体首長はオフェーリア・レイ・レシミル氏です。

シジェーダは、豊かな自然と歴史的な建造物、そしてガリシアの文化が息づく魅力的な町です。ぜひ一度訪れて、その魅力を体験してみてください。

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