シティライト岡山硬式野球部

シティライト岡山硬式野球部

シティライト岡山硬式野球部（CITYLIGHT OKAYAMA BASEBALL TEAM）は、岡山市をホームにする社会人野球の企業クラブであり、日本野球連盟に所属しています。このチームは、2007年11月に自動車売買業を営むシティライト社の丸山明社長により設立されました。設立の目的は、選手の育成と確保を図ることにあります。

設立背景と初期の歩み

シティライト岡山硬式野球部は、2007年11月2日に日本野球連盟に登録され、岡山市に本拠地を置く社会人野球チームとしての活動をスタートしました。岡山市では、1973年に廃部となったクラレ岡山以来、35年ぶりの企業チームとなります。当初の監督には昭和コンクリートの元監督である住川順治が就任しました。

チームは設立から数年のうちに成長を遂げ、2009年には土屋朋弘選手が東北楽天ゴールデンイーグルスからドラフト5位指名を受け、チーム初のプロ野球選手として成功を収めました。その後も、チームには在籍していた選手からプロ入りを果たす選手が相次ぎ、社会人野球における存在感を高めていきました。

全国大会への道

シティライト岡山硬式野球部は、長い間全国大会出場を果たせずにいましたが、2019年6月に行われた都市対抗野球大会予選でついに初めて全国大会出場をなる試合を制しました。これはチームにとって大きな節目となりました。続く全国大会の本戦では、初出場となる宮崎梅田学園に勝利を収め、全国大会初の勝利を手にしました。

また、同年の日本選手権でも、中国地方代表として出場権を獲得し、都市対抗に続いて全国大会に出場。それでも開幕試合で鷺宮製作所に敗北し、悔しい結果となりました。

歴史的な出身プロ野球選手たち

シティライト岡山硬式野球部には、プロ野球選手に成長した選手が数多く存在します。土屋朋弘選手（投手）は2009年に東北楽天ゴールデンイーグルスにドラフト5位で入団し、その後、井上公志選手（2012年、中日ドラゴンズ）、藤井亮太選手（2013年、東京ヤクルトスワローズ）も続きました。また、萬谷康平選手は退団後にミキハウスREDSを経て、2013年に横浜DeNAベイスターズに育成選手として入団しました。

コーチ陣と在籍者

元プロ野球選手たちもコーチ陣として関わっており、小林宏氏は2015年にコーチとして在籍後、退団しました。児山祐斗氏は2017年から2024年にかけてコーチ兼投手として活動し、2024年からは監督に就任予定です。現役選手やかつて在籍した選手たちがチームの成長に寄与していることは、シティライト岡山硬式野球部の大きな財産です。

まとめ

シティライト岡山硬式野球部は、設立からの歴史を通じて、数々の選手をプロに送り出し、地域の社会人野球界で存在感を示してきました。今後の発展が期待されるチームであり、全国大会でのさらなる成績向上を目指して活動を続けています。

もう一度検索