萬谷康平

萬谷 康平（まんたに こうへい）について

萬谷康平は1987年8月28日に大阪府大阪市東成区で生まれた元プロ野球選手（投手）です。彼の苗字については、報道などで「万谷」と表記されることもあります。

経歴

プロ入り前

萬谷はスポーツ一家に育ち、実父は高校の硬式野球部で監督を務めていました。彼は平田良介と親しい友人関係にあり、同じ少年野球チームで競い合いながら成長しました。阪南大学高等学校で野球を学び、その後阪南大学に進学しますが、全国大会には出場できずに卒業。その後、2010年にシティライト岡山に入部しますが、登板機会に恵まれず、1年で退部します。

2011年からはミキハウスREDSというクラブチームに入ると、2012年の都市対抗予選で企業チーム・ニチダイ相手に素晴らしいピッチングを見せ、評価が高まりました。この活躍により、近畿第3代表の日本生命の補強選手に選ばれ、初めての本戦出場を果たします。

DeNA時代

萬谷は2013年のNPB育成ドラフトで横浜DeNAベイスターズから2巡目で指名され、育成選手として入団。彼はミキハウスREDS出身の選手がNPBに指名された初の事例として注目されます。2014年には育成契約から支配下選手契約に移行し、背番号を62に変更。初めての出場選手登録を果たすと、6月22日に対埼玉西武ライオンズ戦で一軍初勝利を挙げました。これにより、育成ドラフトから入団した選手の中で、1年目に勝利を記録したのは史上2人目の快挙となりました。

シーズンを通して萬谷は26試合に登板し、1勝1敗4ホールド、防御率3.58という成績を収めています。2015年からは登板が減少し、2016年には故障の影響で出場機会がなく、10月には戦力外通告を受けます。

DeNA退団後

現役を退いた後、萬谷は地元の大阪に戻り、古巣のミキハウスベースボールクラブから復帰オファーを受けましたが、家庭の事情も考慮し現役引退を決断します。2017年春からは保険代理店「イコールワン」で営業職として新たなキャリアをスタートします。在職中には、テレビ番組『結婚したら人生劇変!○○の妻たち』で夫婦の生活が取り上げられたことも話題になりました。

その後、2018年には新しい企業に転職し、現在は取締役として仕事をしています。また、軟式野球チーム「エースファクトリーベースボールクラブ」に所属し、友人の平田と共にプレーする姿が見られます。

選手としての特徴

萬谷は、ストレートの最速149km/hの球速を誇り、投球スタイルにはスライダー、カーブ、フォークボールが有名です。

記録

• - 初登板：2014年5月4日
• - 初奪三振：2014年5月4日
• - 初勝利：2014年6月22日
• - 初ホールド：2014年7月9日

彼の背番号については、2014年から2016年まで「62」を使用していました。選手時代の彼は様々な登場曲を使用し、ファンに親しまれました。

結論

萬谷康平は、様々な経験を経てプロ野球選手としてのキャリアを築き、その後の人生でも多くの挑戦を続けています。彼のストーリーは、挑戦と成長の象徴と言えるでしょう。

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