シャイニンルビー

シャイニンルビー：競走馬から繁殖牝馬へ

1999年4月18日生まれのシャイニンルビーは、日本の競走馬として華々しいデビューを飾りました。2001年12月の中山競馬場での2歳新馬戦を勝利で飾り、華麗な競走馬としてのキャリアをスタートさせました。

続く2002年には、GIIIクイーンカップに挑み、見事優勝。重賞初制覇という快挙を成し遂げました。桜花賞では1番人気に支持されるも3着、優駿牝馬でも1番人気ながら5着と、クラシックレースでは惜しくも勝利を逃しました。秋華賞では18着と結果を残せませんでしたが、その才能は他のレースで発揮されました。

2004年、下鴨ステークスで約2年4ヶ月ぶりの勝利を収めると、その後も活躍を続けました。京成杯オータムハンデキャップでは2着、オーロカップでは勝利を収めるなど、オープン競走でも好成績を残しました。しかし、2005年以降は成績が低迷し、2006年1月のニューイヤーカップを最後に競走馬を引退しました。

競走馬引退後は、生まれ故郷の社台ファームで繁殖牝馬としての新たなキャリアを歩み始めました。2008年から2年間はアメリカで繁殖生活を送りました。2010年には、初仔のシャイニンアーサーが3歳未勝利戦を制し、産駒初勝利を飾るという喜びも味わいました。シャイニンルビーは、繁殖牝馬としてもその才能を発揮したのです。

シャイニンルビーの血統背景も注目に値します。母は1996年マーメイドステークス優勝馬のシャイニンレーサー、半弟にはフジキセキ（朝日杯3歳ステークス、弥生賞優勝馬）といった名馬がいます。従兄弟にはキョウエイアシュラ（テレ玉杯オーバルスプリント優勝馬）、ノボリディアーナ（府中牝馬ステークス優勝馬）など、数々の活躍馬が名を連ねています。

2017年2月27日、シャイニンルビーは17歳でその生涯を終えました。しかし、競走馬としての華麗な戦績、そして繁殖牝馬としての成功は、競馬史にその名を刻み込みました。クイーンカップ優勝という栄光、そして数々のレースでの活躍、そして優れた繁殖能力は、多くの競馬ファンに感動と記憶を与え続けました。シャイニンルビーの物語は、競走馬としての成功と、繁殖牝馬としての貢献を両立させた、まさに伝説的な一頭と言えるでしょう。彼女の血統は、これからも競馬界に貢献していくことでしょう。

競走成績（抜粋）

2002年 クイーンカップ 優勝
2004年 下鴨ステークス 優勝
2004年 オーロカップ 優勝

繁殖成績

シャイニンアーサー（初仔）：3歳未勝利戦優勝

血統表

(詳細な血統表は、JBISサーチやnetkeiba.comなどの競馬情報サイトを参照ください。)

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