シャット・アップ・アンド・ダンス

「シャット・アップ・アンド・ダンス」（原題: "Shut Up and Dance", "SHUT UP + DANCE"）は、アメリカのポップバンド、ウォーク・ザ・ムーンの2枚目のアルバム『トーキング・イズ・ハード』（2014年）に収録された楽曲です。この楽曲は、バンドのメンバーに加えて、ベン・バーガー、ライアン・マクマホンによって作詞されました。リードシンガーであるニコラス・ペトリッカがロサンゼルスのナイトクラブで体験した出来事が、この曲のインスピレーションの源となっています。

2014年9月10日、この曲はアルバム『トーキング・イズ・ハード』からのシングルとしてデジタルリリースされ、瞬く間に世界中で大ヒットしました。ウォーク・ザ・ムーンにとって最大のヒット曲となり、アメリカのBillboard Hot 100 では4位を記録。さらに、オルタナティヴ・ソングスチャートとホット・アダルトコンテンポラリーチャートでは見事1位を獲得しました。

アメリカ国外でも、「シャット・アップ・アンド・ダンス」は驚異的な人気を博しました。ポーランドでは1位を獲得し、オーストラリア、カナダ、ドイツ、イスラエル、アイルランド、イギリスといった国々のチャートでトップ10入りを果たしました。ニュージーランドのチャートではトップ20、スウェーデンとオランダのチャートではトップ30に入るなど、ヨーロッパを中心に世界各国の音楽チャートを席巻しました。

バンドは、この楽曲をプロモーションするために、数多くのテレビ番組に出演しました。『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』、『レイト・ナイト・ウィズ・セス・マイヤーズ』、『ジミー・キンメル・ライブ!』、『エレンの部屋』、『グッド・モーニング・アメリカ』といった人気番組でパフォーマンスを披露し、楽曲の認知度を高めました。

この楽曲のミュージック・ビデオは、1980年代のクラブをテーマにした映画のような雰囲気で制作され、2014年10月23日にYouTubeで公開されました。ビデオでは、ニコラス・ペトリッカとプロのダンサーであるローレン・タフトが主役を務め、楽曲の持つ高揚感とダンスの楽しさを表現しています。特徴的なシンセサウンドとキャッチーなメロディー、そして印象的なミュージックビデオが相まって、「シャット・アップ・アンド・ダンス」は世界中の音楽ファンを魅了し、ウォーク・ザ・ムーンの代表曲としての地位を確立しました。

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