シャルーナス・ヤシケヴィチュス

シャルーナス・ヤシケヴィチュス：ヨーロッパを代表する司令塔

シャルーナス・ヤシケヴィチュス（Šarūnas Jasikevičius、1976年3月5日 - ）は、リトアニアのカウナス出身。元プロバスケットボール選手であり、現在は指導者としてリーガACBの強豪、FCバルセロナのヘッドコーチを務めています。

現役時代はポイントガードとして、その優れたゲームメイク能力と得点力でヨーロッパバスケットボール界を席巻。リトアニア代表の中心選手として、長年にわたりチームを牽引し、数々の国際大会で輝かしい成績を残しました。

プロフィール

出身地: リトアニア・カウナス
ポジション: ポイントガード
身長: 193cm
体重: 93kg

選手としてのキャリア

10代でアメリカに留学し、ソランコ高校を経てNCAAの名門、メリーランド大学に進学。大学3年時には平均12.7得点、4年時には12.4得点を記録しましたが、1998年のNBAドラフトでは指名を受けられず、プロとしてのキャリアをヨーロッパでスタートさせました。

1998-1999: BCリエトゥヴォス・リータス（リトアニア） - 国内リーグアシスト王を獲得
1999-2000: Olimpija Ljubljana（スロベニア）
2000-2003: FCバルセロナ（スペイン） - ACB3連覇に貢献、2002-03プレーオフMVP受賞
2003-2005: マッカビ・テルアビブBC（イスラエル） - ユーロリーグ連覇
2005-2007: インディアナ・ペイサーズ（NBA）
2007: ゴールデンステート・ウォリアーズ（NBA）
2007-2010: パナシナイコスBC（ギリシャ）
2013-2014: BCジャルギリス（リトアニア） - 引退

リトアニア代表としての活躍

ヤシケヴィチュスは、リトアニア代表としても輝かしい実績を残しています。ジュニア時代から代表に選出され、数々の欧州タイトルを獲得。1997年にはA代表に選ばれ、1998年世界選手権に出場。

オリンピックには2000年のシドニー大会から3大会連続で出場し、シドニー五輪では銅メダルを獲得。2003年欧州選手権では優勝に大きく貢献し、MVPにも選ばれました。

指導者としてのキャリア

現役引退後は指導者の道へ進み、2016年にBCジャルギリスのヘッドコーチに就任。その手腕を発揮し、チームを強豪へと育て上げました。現在はFCバルセロナのヘッドコーチとして、ヨーロッパのトップレベルでその才能を発揮しています。

ヤシケヴィチュスは、選手としてだけでなく、指導者としてもバスケットボール界に多大な影響を与え続けています。

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