MUCCの11枚目の
アルバム『シャングリラ』は、
2012年11月28日に
ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズから発売されました。結成15周年という節目を飾る本作は、完全限定生産盤、初回限定盤、通常盤の3形態でリリースされ、それぞれ異なる特典が用意されています。
完全限定生産盤と初回限定盤には、ライブCDが付属。さらに完全限定生産盤には、豪華フォトブックが同梱されています。
アルバムタイトルにちなみ、大阪のライブハウス梅田シャングリラでは、発売に先駆けて先行試聴会が開催されました。
本作の大きな特徴として、CDの14トラック目から68トラック目まで無音状態が続き、69トラック目にシークレットトラック「MAD YACK」が収録されている点が挙げられます。また、iTunesなどのプレーヤーで
アルバムを読み込むと、14トラック目から68トラック目のタイトルにメッセージが表示されるという、ユニークな仕掛けも施されています。CD全体の演奏時間は69分15秒で、「ムック15周年記念」というメッセージが込められています。
収録曲は以下の通りです。
1. Mr.Liar
2. G.G.
3. アルカディア featuring
DAISHI DANCE
4. ニルヴァーナ-Shangri-la Edit-
5. ハニー
6. 終着の鐘
7. ピュアブラック
8. 狂乱狂唱〜21st Century Baby〜
9. Marry You
10. 夜空のクレパス
11. You & I
12. MOTHER
13. シャングリラ
14. MAD YACK (シークレットトラック)
「Mr.Liar」は、
逹瑯とミヤのツインボーカルが印象的な楽曲で、2017年発売の
アルバム『
殺シノ調べII This is NOT Greatest Hits』で再録されています。「G.G.」は、映画『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』のテーマソングとして使用され、「ゴシック・ガール」の略称がタイトルに冠されています。「アルカディア featuring
DAISHI DANCE」は、21st
シングルとしてリリースされた楽曲で、前曲「G.G.」とリズム、テンポが共通しています。「ニルヴァーナ-Shangri-la Edit-」は、22nd
シングルで、TBS系列アニメ『
妖狐×僕SS』のオープニングテーマとして起用されました。
アルバムに収録されているバージョンは、
シングル版よりもイントロが長めに構成された、オリジナル版となっています。
初回生産限定盤のDISC 02には、
MUCC 15th Anniversary year Live(s)- 「97-12」2012.09.13 仙台Rensaでのライブ音源が収録されています。完全生産限定盤のDISC 02には、
MUCC 15th Anniversary year Live(s)- 「97-12」2012.09.16 Zepp Nagoyaでのライブ音源が収録されています。
また、
MUCCの楽曲は、数多くのアーティストによってカバーされています。「Mr.Liar」は
ヒステリックパニック、「ニルヴァーナ」は
GRANRODEO、Fantôme Iris、「ハニー」は
BAND-MAIDが、それぞれトリビュート
アルバム『TRIBUTE OF
MUCC -縁[en]-』などでカバーを披露しています。