ショムニ (テレビドラマ)

テレビドラマ『ショムニ』シリーズ解説

『ショムニ』は、安田弘之の同名コミックを原作とし、1998年からフジテレビ系で放送された人気テレビドラマシリーズです。ここでは、江角マキコ主演のテレビドラマ版『ショムニ』に焦点を当て、その魅力とシリーズ展開を詳しく解説します。

放送概要

1998年4月15日にスタートした連続ドラマは、放送開始と同時に高視聴率を獲得し、社会現象を巻き起こしました。同年10月にはスペシャルドラマ第1弾、2000年正月には第2弾が放送され、その人気を不動のものとしました。

2000年4月には連続ドラマ第2シリーズがスタート。2002年には、最終シリーズと位置づけられた第3シリーズ『ショムニFINAL』が放送されました。2003年正月にはスペシャルドラマ第3弾『ショムニFOREVER』が放送され、一旦シリーズは完結しました。

その後、2013年7月には、江角マキコと升毅以外のキャストを一新した第4シリーズ『ショムニ2013』が放送され、再び話題を呼びました。

『ショムニ』は、江角マキコの代表作として、その名を深く刻んでいます。

シリーズ一覧

ショムニ（第1シリーズ）：1998年4月15日 - 7月1日
ショムニスペシャル（第1弾）：1998年10月7日
新春ドラマスペシャル ショムニスペシャル（第2弾）：2000年1月2日
ショムニ（第2シリーズ）：2000年4月12日 - 6月28日
ショムニFINAL（第3シリーズ）：2002年7月3日 - 9月18日
ショムニFOREVER（スペシャル第3弾）：2003年1月1日
ショムニ2013（第4シリーズ）：2013年7月10日 - 9月18日

あらすじ

物語の舞台は、都内の中堅商社「満帆商事株式会社」。その中でも「女子社員の墓場」「会社の掃き溜め」と揶揄される総務部庶務二課、通称「ショムニ」に所属する6人のOLたちの活躍を描きます。彼女たちは、自身の欲望に忠実に生きるだけですが、その行動が結果的に会社を救うことになるというのが、ドラマの基本的なプロットです。

主な登場人物

総務部庶務二課（ショムニ）

坪井千夏（演：江角マキコ）：本作の主人公で、ショムニのリーダー的存在。「女の価値は男の数で決まる」が口癖。
丸橋梅（演：宝生舞）：頭脳明晰なOLで、千夏とは幼馴染み。
塚原佐和子（演：京野ことみ）：お人好しで、頼まれやすい性格。
宮下佳奈（演：櫻井淳子）：社内一の魔性OL。
徳永あずさ（演：戸田恵子）：情報通で、仕切り屋のOL。
日向リエ（演：高橋由美子）：占い好きのOL。
井上洸二（演：森本レオ）：頼りない庶務二課長。

第4シリーズからの登場人物

三波まどか（演：ベッキー）：マサチューセッツ工科大学卒の才女。
円山詩織（演：本田翼）：元棒高跳び選手。
安倍麗子（演：安藤サクラ）：オカルト好きのOL。
小島美鈴（演：森カンナ）：魔性系のOL。
福田益代（演：堀内敬子）：健康オタクのOL。

その他

杉田美園（演：戸田菜穂）：秘書課のリーダー的存在で、千夏とはライバル。
神谷真太郎（演：沢村一樹）：エリート商社マン。
寺崎寅男（演：高橋克実）：人事部長。
右京友弘（演：石黒賢）：大財閥の御曹司で、エリート。

受賞歴

第1シリーズは、第17回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で最優秀作品賞、主演女優賞（江角マキコ）、脚本賞、監督賞、キャスティング賞を受賞しました。

スタッフ

原作：安田弘之
脚本：高橋留美、橋本裕志、十川誠志、福島三郎、成田良美、丑尾健太郎、大浦光太、北川亜矢子、森ハヤシ
音楽：大島ミチル
演出：鈴木雅之、土方政人、平野眞、徳市敏之、村上正典、小林義則、佐藤源太
プロデューサー：船津浩一、小林裕幸、宮本理江子、中村百合子、岩田祐二
制作：フジテレビ、共同テレビ

主題歌

第1シリーズ：IZAM with ASTRAL LOVE「素直なままで」
第2シリーズ：SURFACE「ゴーイングmy上へ」
第3シリーズ：THE ALFEE|THE_ALFEE「太陽は沈まない」
* 第4シリーズ：Serena「ピンクの弾丸」

『ショムニ』は、働く女性たちの共感を呼び、痛快なストーリー展開で多くの視聴者を魅了しました。各シリーズごとに新たなキャストを迎え、時代に合わせたテーマを取り入れながら、その人気を維持し続けました。

もう一度検索