ショーン・ケイシー

ショーン・トーマス・ケイシー（Sean Thomas Casey, 1974年7月2日 - ）は、アメリカ合衆国ニュージャージー州出身の元プロ野球選手（一塁手）、野球解説者、そして現在野球指導者として活躍しています。右投左打。

少年時代はウィル・クラークに憧れ、リッチモンド大学に進学後、1995年にコロニアル・アスレチック・カンファレンスの最優秀選手に選出。同年のドラフト2巡目でクリーブランド・インディアンスに入団し、1997年にメジャーデビューを果たしました。

1998年、シンシナティ・レッズへ移籍。しかし、移籍直後の打撃練習中にアクシデントに見舞われ故障者リスト入り。苦難を乗り越え、同年96試合に出場しました。

1999年には、4月から6月にかけて月間打率が3割7分を超える好調ぶりで首位打者争いに加わり、オールスターゲームにも選出。最終的に打率.332、25本塁打、99打点の好成績を収め、ハッチ賞を受賞しました。

2004年には、3年ぶりにオールスターに選出され、打率.324、44二塁打と自己最多を記録するなど、再び輝きを取り戻しました。しかし、2005年は長打こそ減少したものの、打率.312と安定した打撃を見せ、守備でも安定感を発揮しましたが、9月に負傷しシーズンを終えました。同年オフにピッツバーグ・パイレーツへ移籍。

2006年シーズン途中にデトロイト・タイガースへ移籍し、自身初のア・リーグでのプレーとなりました。タイガースでは打率.245と不振に苦しみましたが、守備では安定感を見せました。2007年は正一塁手として堅実なプレーを見せました。

2008年、ボストン・レッドソックスと契約。控えや指名打者として活躍し、打率.322を記録しました。2009年に現役引退を表明し、MLBネットワークで解説者としてのキャリアをスタートさせ、15年間務めました。

そして2023年7月、指導者経験がないながらも、ニューヨーク・ヤンキースの打撃コーチに就任し、新たな挑戦を始めています。

詳細情報

主な所属球団: クリーブランド・インディアンス、シンシナティ・レッズ、ピッツバーグ・パイレーツ、デトロイト・タイガース、ボストン・レッドソックス
ポジション: 一塁手
打撃・投球: 右投左打

表彰

ハッチ賞：1回（1999年）
* MLBオールスターゲーム選出：3回（1999年、2001年、2004年）

ショーン・ケイシーは、その温厚な人柄とファンを大切にする姿勢から、多くの人々に愛された選手でした。引退後も野球界に貢献し続ける彼の活躍から目が離せません。

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