ショーン・ダグラス

ショーン・リード・ダグラスのプロフィール

ショーン・リード・ダグラスは、1979年4月28日生まれのアメリカ合衆国カリフォルニア州出身のプロ野球選手で、投手として知られています。彼は、MLB（メジャーリーグベースボール）とNPB（日本プロ野球）両方で活躍したことが特徴です。

経歴

ショーン・ダグラスは1997年のMLBドラフトでボルチモア・オリオールズに2巡目指名を受け入団しました。2001年にはメジャー昇格を果たし、2004年にはトロント・ブルージェイズ、2005年にはデトロイト・タイガースで登板しています。特にタイガース時代には、イチロー選手と7回対戦し、全ての打席で抑えるという成績を残し、彼自身を「イチローキラー」として知られる存在にしました。

2006年に広島東洋カープに入団し、先発投手として期待が寄せられました。ダグラスは長身から投げ下ろす独特の角度のある速球が武器であり、そのシーズンには9勝を挙げる活躍を見せました。しかし、翌年は怪我の影響で出場機会がなく解雇となります。

その後、2008年にはフロリダ・マーリンズに移籍しますが、同年の5月に再び解雇の憂き目に遭います。同年7月にはテスト生として東京ヤクルトスワローズの練習に参加し、7月28日に支配下登録を受けました。8月16日には中日ドラゴンズ戦で2年ぶりに1軍のマウンドに立ち、9月4日の同じチームとの試合で勝ち星を掴みました。9月19日には横浜ベイスターズ相手に初の完投勝利を収めるものの、10月には再び右ひじの違和感を訴え、登録を抹消されました。その後、11月4日に来季の契約を結ばれないことが発表されました。

プレースタイルと人物

彼のストレートは最速で140km/h台後半となり、スライダー、カットボール、チェンジアップといった多彩な変化球も投げることができる投手です。学生時代から真面目に野球と勉強を両立しており、奨学金を受給していたというエピソードもあります。

自動車好きとしても知られ、広島との契約時にはマツダとの関係を知るやいなや、自身のマツダの知識を延々と語り続け、周囲を困惑させたこともあるほどです。契約時にはマツダの工場見学などを条件に盛り込み、特製のチョロQを1勝につき贈呈される契約も結んでいました。

彼は198cmもの長身であることから足のサイズも大きく、34cmという特異なサイズのため、当時広島市内で自分に合うアップシューズを探すのに苦労したエピソードがあります。

詳細な成績

彼の成績は非常に多岐に渡りますが、NPBにおける初登板は2006年4月2日の中日ドラゴンズ戦で、初勝利は同年4月8日の東京ヤクルトスワローズ戦です。また、初完投勝利は2008年9月19日に横浜ベイスターズ戦で達成しました。

ダグラスは同年代の選手に比べても非常に特徴的なキャリアを持ち、野球界での存在感を示した選手です。彼のプレースタイルや人柄は、ファンだけでなくチームメイトにも愛され続けています。

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