ショーン・ヒル (野球)

ショーン・リチャード・ヒル（Shawn Richard Hill, 1981年4月28日 - ）は、カナダ・オンタリオ州ミシサガ出身の元プロ野球選手。右投右打の投手として活躍しました。

プロ入り前

トロント郊外のミシサガで生まれたヒルは、1999年のMLBドラフトでサンディエゴ・パドレスから指名を受けましたが、契約には至りませんでした。

モントリオール・エクスポズ / ワシントン・ナショナルズ時代

2000年のドラフトでモントリオール・エクスポズから指名されプロ入り。2004年6月29日にメジャーデビューを果たします。2度目の登板となった7月4日のブルージェイズ戦で初勝利を挙げましたが、その後マイナー降格。同年8月にはアテネオリンピックのカナダ代表に選出され、準決勝でキューバを相手に好投するも、チームは決勝進出を逃しました。2005年はトミー・ジョン手術のため全休。2007年には自己最多の16試合に登板し、好成績を収めましたが、2008年は不調に苦しみ、右肘の手術を受けました。

サンディエゴ・パドレス時代

2009年、パドレスとマイナー契約を結びましたが、右肘の故障が再発。再びトミー・ジョン手術を受け、同年解雇されました。

トロント・ブルージェイズ時代

2010年、ブルージェイズとマイナー契約。その後、マーリンズとの契約を経て、2012年には独立リーグのヨーク・レボリューションでプレーしました。

ブルージェイズ復帰とWBC

2012年6月、ブルージェイズとマイナー契約を結び、9月にはWBC予選のカナダ代表として好投。直後にメジャー昇格を果たしました。その後、タイガース傘下でのプレーを経て、2014年に再びブルージェイズに復帰しています。

レボリューション復帰と国際大会

2015年は再びヨーク・レボリューションでプレー。パンアメリカン競技大会のカナダ代表に選出され、金メダルを獲得。WBSCプレミア12にもカナダ代表として出場しました。

選手としての特徴

ヒルの投球は、速球が全体の7割近くを占めており、平均球速は約89マイル。メジャーデビュー当初はカーブを多投していましたが、近年はチェンジアップの比率が増加しています。

彼は、ブルージェイズとエクスポズ（現ナショナルズ）の両球団に在籍した数少ないカナダ人選手の一人です。

年度別成績

(省略)

背番号

49 （2004年）
41 （2006年 - 2008年）
34 （2009年）
54 （2009年）
31 （2010年）
45 (2012年)

代表歴

アテネオリンピック野球カナダ代表
2013 ワールド・ベースボール・クラシック・カナダ代表
2015年パンアメリカン競技大会男子野球カナダ代表
2015 WBSCプレミア12 カナダ代表

MLB ESPN Baseball-Reference Fangraphs The Baseball Cube Baseball-Reference (Register)
Shawn Hill stats MiLB.com
Baseball - Athlete Profile　HILL Shawn Toronto2015 Pan Am/Parapan Am

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